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2年間の英国生活から3年余りが経ち、すっかり日本国内の生活に浸かっています。
でも撮り溜めた写真がまだたくさんあるので、徐々にでもアップしていきます♪
自然史博物館(Natural History Museum)に行ってみた
今日は、sciviさんの「イギリス写真ブログ」に影響を受けて、自宅から車で10分(「ハロッズ」から徒歩15分)の所にある「自然史博物館」(Natural History Museum)に行ってきました。(ウェブサイトはこちら)
外観はこんな感じ。
だいぶ立派な建物で、ハロッズからずっとつながる通りからもかなり目立ちます。また、ロンドン大学のインペリアルカレッジはこの裏手にあります。
何とこの立派な博物館、特別展以外は入場無料(!)なのですそりゃあ英国の税金が高いわけですよね(VAT=日本で言う消費税が17.5%ですから)。でも私はここではこの恩恵を享受して入場させていただきます
入り口で荷物チェックを受けると、黒人のガードマンのお姉さんが「こんにちは」・・・そしてチェック後に「ありがとう」まで言ってくれました。
日本語が出てくることを予想していないとこういう時にとっさに日本語が返せないんですよね。「ど、どういたしまして・・・」って言うものの、日本でだったらここまでかしこまらないだろうなぁとか思ったりして。
さて、入り口に入るといきなりこの恐竜の骨格標本がどーんと現れます!!
しかも建物内部の装飾もすごくきれい!!
ひとりで口をぽかーんと開けて眺めていました。でも良く見ると平日なので周りは子供連ればかりなんですよね。周りから見ると俺って「ニート」だったに違いない・・・
入り口付近で入場者に声をかけていたバイト(?)の日本人女性の存在にも気づきましたが、残念ながら同胞のおっさんには声を掛けてくれず・・・怪しい者に見えたに違いありません。
さて、気を取り直して展示を見ていきます。日本語で書いてある館内の地図を見ると、とにかく物凄く広そうです!!
ということで、今日は入り口から向かって右側の「Earth Galleries」の方だけを見ることにします。
まず沢山並んでいるのが恐竜の化石とその復元!実際に見たのは多分初めて(「のび太の恐竜」で勉強はした憶えはあるのですが)なので、かなり興味深く見てしまいました。
たしかこれが「のび太の恐竜」のピー助のモデルになった恐竜(フタバスズキリュウ?)の化石です。
で、これが別のイルカみたいな恐竜の化石(復元)の頭の部分。説明の図にはちゃんと「この部分に当たりますよ~」ってのが書いてあってとても親切!
やがてEarth Galleriesの入り口に到着。また入口のつくりが凝っています!
エスカレーターで「地球の内部に入っていく」イメージのようです。
もともと地学・天文などが好きな私。始めの「生きている地球」のコーナーから面白くてしょうがありません
火山の展示やプレートテクトニクスの説明、海流や気流の説明などが、ただ並べられているだけでなく「ちょっと触って動かしてみる」仕掛けになっていることが本当にすごい!
これなら子供も興味を持って見るだろうと思います
例えば、この展示。
(少し暗いですが)下にある旅行カバンをそれぞれ開けると、上の地図で示された英国内の各地域の岩石標本が入っているのですが、ただ並べてあるよりも「自分で開けて見る」という自発的行動を取り入れてあるところが心憎い演出です。
地震のコーナーには、神戸の震災をフィーチャーしたコーナーがあります。
その名も「神戸スーパーマーケット」
ベタな名前ですが・・・。地震を体験できるよう、普通の日本の商店を模したセットの中で床が動くんです。
そばにあるテレビでは阪神淡路大震災時の商店の防犯カメラの様子が映し出されているのですが、それと比較すると全然弱い揺れ・・・。体感的には震度2くらいでしょうか。
「こんな揺れ、東京では月に1度くらいあるよ」と周りの人に教えてあげたいくらいでしたが、いわゆる「起震車」なみの震度6とかやったらみんな怪我をするので止めた方が良いでしょう
ちなみにそばには震度3くらいまでの揺れが「手で」感じられる展示もありました。
子供は楽しそうです。
中の展示にはこんなものも。
私も当時神戸で実物を見ましたが、このようにつぶれている車がすごく多かったのを憶えています。ちなみにここで潰されていたのは三菱自動車(特に意味無し。スポンサー協賛していない事だけは確か?)でした。
さて、一階下に下りると「太陽系」の説明のコーナーが
各惑星の説明がこと細かにされていて、すごくしっかり読んでしまいました。
「天王星の重力は地球よりほんのちょっと弱い」とか、「金星の表面温度は280℃くらい」とか、地球との比較があってわかりやすかったです。
こういうのもあらためて見ると面白いものです!
結局1時間半くらいかけて、恐竜の化石~鳥類~地学~天文学~昆虫の展示まで見て、かなり有意義な時間を過ごしました。
本当に楽しかった!
でもこの楽しさを分かち合える人が居るともっと嬉しいのですが、残念ながら家では妻に不思議がられました。
どうやら「ある程度英語を読める理系のおじさん」に限定しないと楽しめないのかも知れません次も独りで行ってきま~す。
次回は建物の左半分の「ライフ・ギャラリー」(生物についての展示)の見学を必ずするぞ、と自分に誓って出てきました。
外に出てきた頃には既に日が傾いていました・・・。
これが入場無料なんて、すごい、というよりもったいない!
その分税金下げてあげればいいのに!?
そんな訳で今日は、久々に観光客に戻って英国の良い部分を見直した一日でした!
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外観はこんな感じ。
だいぶ立派な建物で、ハロッズからずっとつながる通りからもかなり目立ちます。また、ロンドン大学のインペリアルカレッジはこの裏手にあります。
何とこの立派な博物館、特別展以外は入場無料(!)なのですそりゃあ英国の税金が高いわけですよね(VAT=日本で言う消費税が17.5%ですから)。でも私はここではこの恩恵を享受して入場させていただきます
入り口で荷物チェックを受けると、黒人のガードマンのお姉さんが「こんにちは」・・・そしてチェック後に「ありがとう」まで言ってくれました。
日本語が出てくることを予想していないとこういう時にとっさに日本語が返せないんですよね。「ど、どういたしまして・・・」って言うものの、日本でだったらここまでかしこまらないだろうなぁとか思ったりして。
さて、入り口に入るといきなりこの恐竜の骨格標本がどーんと現れます!!
しかも建物内部の装飾もすごくきれい!!
ひとりで口をぽかーんと開けて眺めていました。でも良く見ると平日なので周りは子供連ればかりなんですよね。周りから見ると俺って「ニート」だったに違いない・・・
入り口付近で入場者に声をかけていたバイト(?)の日本人女性の存在にも気づきましたが、残念ながら同胞のおっさんには声を掛けてくれず・・・怪しい者に見えたに違いありません。
さて、気を取り直して展示を見ていきます。日本語で書いてある館内の地図を見ると、とにかく物凄く広そうです!!
ということで、今日は入り口から向かって右側の「Earth Galleries」の方だけを見ることにします。
まず沢山並んでいるのが恐竜の化石とその復元!実際に見たのは多分初めて(「のび太の恐竜」で勉強はした憶えはあるのですが)なので、かなり興味深く見てしまいました。
たしかこれが「のび太の恐竜」のピー助のモデルになった恐竜(フタバスズキリュウ?)の化石です。
で、これが別のイルカみたいな恐竜の化石(復元)の頭の部分。説明の図にはちゃんと「この部分に当たりますよ~」ってのが書いてあってとても親切!
やがてEarth Galleriesの入り口に到着。また入口のつくりが凝っています!
エスカレーターで「地球の内部に入っていく」イメージのようです。
もともと地学・天文などが好きな私。始めの「生きている地球」のコーナーから面白くてしょうがありません
火山の展示やプレートテクトニクスの説明、海流や気流の説明などが、ただ並べられているだけでなく「ちょっと触って動かしてみる」仕掛けになっていることが本当にすごい!
これなら子供も興味を持って見るだろうと思います
例えば、この展示。
(少し暗いですが)下にある旅行カバンをそれぞれ開けると、上の地図で示された英国内の各地域の岩石標本が入っているのですが、ただ並べてあるよりも「自分で開けて見る」という自発的行動を取り入れてあるところが心憎い演出です。
地震のコーナーには、神戸の震災をフィーチャーしたコーナーがあります。
その名も「神戸スーパーマーケット」
ベタな名前ですが・・・。地震を体験できるよう、普通の日本の商店を模したセットの中で床が動くんです。
そばにあるテレビでは阪神淡路大震災時の商店の防犯カメラの様子が映し出されているのですが、それと比較すると全然弱い揺れ・・・。体感的には震度2くらいでしょうか。
「こんな揺れ、東京では月に1度くらいあるよ」と周りの人に教えてあげたいくらいでしたが、いわゆる「起震車」なみの震度6とかやったらみんな怪我をするので止めた方が良いでしょう
ちなみにそばには震度3くらいまでの揺れが「手で」感じられる展示もありました。
子供は楽しそうです。
中の展示にはこんなものも。
私も当時神戸で実物を見ましたが、このようにつぶれている車がすごく多かったのを憶えています。ちなみにここで潰されていたのは三菱自動車(特に意味無し。スポンサー協賛していない事だけは確か?)でした。
さて、一階下に下りると「太陽系」の説明のコーナーが
各惑星の説明がこと細かにされていて、すごくしっかり読んでしまいました。
「天王星の重力は地球よりほんのちょっと弱い」とか、「金星の表面温度は280℃くらい」とか、地球との比較があってわかりやすかったです。
こういうのもあらためて見ると面白いものです!
結局1時間半くらいかけて、恐竜の化石~鳥類~地学~天文学~昆虫の展示まで見て、かなり有意義な時間を過ごしました。
本当に楽しかった!
でもこの楽しさを分かち合える人が居るともっと嬉しいのですが、残念ながら家では妻に不思議がられました。
どうやら「ある程度英語を読める理系のおじさん」に限定しないと楽しめないのかも知れません次も独りで行ってきま~す。
次回は建物の左半分の「ライフ・ギャラリー」(生物についての展示)の見学を必ずするぞ、と自分に誓って出てきました。
外に出てきた頃には既に日が傾いていました・・・。
これが入場無料なんて、すごい、というよりもったいない!
その分税金下げてあげればいいのに!?
そんな訳で今日は、久々に観光客に戻って英国の良い部分を見直した一日でした!
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コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
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写真が大きくてとってもきれいですね!
わたしも地学とか生物が大好きだったんで、自然史博物館はわくわくして見たのを覚えてます。
また遊びに来ますね!
無料ですごい楽しめますよね。
3枚目の写真いいですね。
初めてコメントします&コメントありがとうございました。
1日違いで自然史博物館に行ったのですね。
すごい偶然!
ロンドンは色々美術館・博物館があって楽しいですよね~。
それとそれと、一個前の記事のFAカップ。
サザンプトンのファンと言う、奇特な僕には残念な結果に終わりました・・・。
臨時キーパーのガッツに拍手!!!
お褒めいただいて恐縮です。本当にここは「大人をわくわくさせる」博物館ですよね。また見にいらして下さい!
sciviさん
写真のプロからお褒めいただくなんて恐れ入ります。いや、本当に日本に帰ったらデジカメ一眼が欲しいです。特に広角で撮りたい時や背景をぼかしたい時等、結構意図通りに取れないのは苦痛です。ピントもどう見てもシャープに合っていない気がしますし。それでも高いからロンドンで買う気は中々起きません。
おぴょぴょさん
本当、1日違いだったのは驚きでした。
思ったよりも日本人が居なかったので、観光的には穴場かも知れませんね。同じ日だったら顔を覚えていたかも!?
サウサンプトンのファンの方でしたか!
臨時キーパーの彼は本当にひょうひょうとした表情ながらちゃんと仕事をしていて素晴らしかったですよ。
明らかにやりたくなさそうでしたけど
また遊びにいらして下さい!
イギリスに住んでらっしゃるんですか?
いいなあ、羨ましい!
私の記事は10年近く前の殆ど賞味期限切れのような情報でしたが(笑)、こちらは新鮮そのものですね!
でも、私が行ったときと殆ど内容が変わっていなさそうなところがさすがイギリスだなぁと思いつつ読ませていただきました。
この博物館には一回しか行ったことないので「またイギリスに行く機会があったら是非!」と思っていたのですが、こちらの記事と写真をみてまたその思いが強くなりました。
留学生活、楽しんで下さいね。
また遊びに来ます。
こちらこそ!突然のトラックバックで済みません。
いやぁイギリスは観光にはいいけど暮らすにはどうかと思っていますよそれを体験できているだけでも十分価値はあるのですが。
展示の内容は変わっていないでしょうね。でも本当に面白い博物館でした。
また是非いらしてゆっくり見学なさって下さい。その時はお近くに宿を取ってじっくりと。
またよろしくお願いいたします
私は春にUKに旅に出て、自然史博物館も見てきました!
かなり気に入ってしまいました(*^-^*)
写真も上手く取れてますね~。
旅行の際に自然史博物館にいらしたとは素晴らしい!他の見所と比較するとさすがに優先順位が下がりがちなので、私も時間に余裕のある方にしか薦めていないのですよ、実は。写真もお褒めいただいて恐縮です!
お時間あるときにでも他のページもご覧になってみて下さい♪