水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

ヘルタースケルター

2012年08月04日 | 演奏会・映画など

 夏期講習を終えて、久しぶりに朝から練習できるので、まず午前中に2時間合奏した。
 指摘して直した直後はよくなるのだが、じゃ一回通してみようということになってスタートすると、11分半の間にいろんな事故がおこるし、メンバーによっては自由曲後半に集中がきれる。もうひとふんばりだ。
 昼は純粋に昼休みになったので、前々から気になっていた「頑者」系列の「ラーメンひかり」でミソラーメンをいただいてきた。わるくはないが、昨今「みかみ」さんの辛みそラーメンに慣れ親しんでいるので、このお店でさえこくが足りない。いったん体が知ってしまったら、もうもとにもどれないのかしら。罪深き「みかみ」さまよ。
 最後の合奏をわたなべ先生におねがいし、次の課題をチェックした。
 録音用のマイクをケーズデンキで購入し、S氏にある資料をもらえて、いろいろ懸案事項が片付いたので帰りがけに「ヘルタースケルター」を観る。
 公開になってすぐの時は、あの南古谷ウニクスでさえ満席の回があったが、さすがにもう落ち着いている。
 それでもけっこうたくさんの女性のお客さんは何を観たくてくるのだろう。
 やはり沢尻エリカさん目当てが一番だろうか。全身整形で創り上げられた虚飾の完璧モデルりりこが、肉体的に精神的に崩れていくさまを描いた漫画原作は、10年以上も前(もっと前かな)の作品だ。
 時代の最先端を読んでる気分だったような気がするけど、いまこうやって映画になってみると、むしろ懐かしさが漂う。
 それもあるのかな。どんだけエロいのだろうという期待はもちろんあったが、ま、ふつう。
 エロいというより、エリカさまはもともと童顔だし、ふつうにきれかわいく見えた。
 映画の役のせいもあるのかもしれないが、圧倒的にオーラを発していたのは、水原希子さんだった。これから、どんだけの女優さんになるのだろう。
 映画のエンディングで、なぜか「美しく青きドナウ」が流れる。
 どんな寓意があるのかちょっとわからない。
 気付くと手が曲にあわせて動いている。
 ワルツ打法、二段叩き、スフォルツァンド叩き、同時間にこの映画を観ていた人はたくさんいるだろうが、指揮法教程8番をこんなにきちんとふりながら観てた人はいないのではないだろうか。

コメント
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