THE WIND SYMPHONY

2016年度全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅰ“マーチ・スカイブルー・ドリーム”の作曲者、矢藤学のブログです。

【編曲】Hit Parade 2023

2023-07-31 22:17:48 | 作曲・編曲作品
動画はコチラ
https://www.youtube.com/watch?v=thzPwV9_rVo

曲名  :Hit Parade 2023
様式  :編曲
演奏時間:7分20秒
グレード:★★★☆☆
編成  :どんな編成でもOK
備考  :なし

ここ1年間のヒット曲から、中高生ウケのよさそうな、可愛くてごめん・絆ノ奇跡・地球儀・オトナブルー・アイドルを吹奏楽メドレーにしました。
極端なハイトーンなし、木管連符なし、オプション多数、小編成から大編成までオールOK!
全曲原調、原曲の雰囲気を重視しつつ、難易度をぐっと抑えております。

演出、ダンス、何でもアリ。
とりあえずバーンとカンタンに盛り上がる、これやっときゃ間違いない感じの頭カラッポ編曲です。
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【編曲】絆ノ奇跡

2023-05-03 20:08:16 | 作曲・編曲作品
動画はコチラ
https://www.youtube.com/watch?v=c2JSC0b0ghw

曲名  :絆ノ奇跡
様式  :編曲
演奏時間:1分40秒
グレード:★★★☆☆
編成  :どんな編成でもOK
備考  :なし

何だか流行りそうな予感がする=どうせそのうち編曲することになる、ということで自主的に編曲しましたの第2弾。アイドルほどではないでしょうが、きっと年末までヒットしている(ことにされる)でしょう。こういうのはさっさと編曲してしまいましょう。どうせ使います。

とにかく原曲がやかましい曲でして、こういうのは吹奏楽にするのは逆に難しいです。というか、生の演奏では絶対に原曲の迫力は出ません。かといって、複雑な楽譜にできるほどのスピードでもない(速すぎ!)のです。ならば、オーケストレーションで分厚く聞こえるようにするしかありません。掟破りな和音の重ね方を多用し、変にならない範囲で和音を多少変更&色付け。あくまでもゴージャスに鳴る、この1点のみを重視しました。そして、この曲も出版社から後日出るでしょうから、未来に出版されるプロの楽譜に負けない楽譜を目指したつもりです。きっと負けていません、たぶん!

1番苦労したのは冒頭。そもそもの原曲の音が当たってるっちゅーねん!全体的にコード進行はカンタンなのですが、とにかくずっと一本調子なので、どうにかして雰囲気を変えずに、オーケストレーションを変える、ここが難しい曲でした。いやあ、勉強になりますなあ。
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【編曲】アイドル(YOASOBI)

2023-04-24 21:25:50 | 作曲・編曲作品
動画はコチラ
https://www.youtube.com/watch?v=-mpY4bCc5rQ

曲名  :アイドル
様式  :編曲
演奏時間:1分40秒
グレード:★★★☆☆
編成  :どんな編成でもOK
備考  :なし

何だか流行りそうな予感がする=どうせそのうち編曲することになる、ということで自主的に編曲しました。

ラップのような部分は吹奏楽だと相当キビシイです。そのあたりはウインズスコアやミュージックエイトがやるだろうと思いますのでカット。アニメのオープニングに準拠した、ラップなしバージョンです。♭がめちゃくちゃ多いのですが、原曲に合わせて原調です。その代わり、連符はほとんどなく演奏しやすいはずです。とにかく、カンタンでド派手に鳴るアレンジにしました。

ほぼ耳コピで編曲しているため、間違っているところはご容赦ください。ただ、作曲者のayaseが描いたであろうコード進行だと、管楽器の生演奏では???なところがあるので、原曲の雰囲気を損なわないように多少改変している部分があります。また、あくまでも吹奏楽での生演奏による最大限の「鳴り」や「カッコよさ」を意識し、書き換えているところがあります。たとえば、サビへ向かう直前のドミナントコードには9♭は本来存在しませんが、たぶんあった方がカッコいいかなと思い追加しました。それと適宜減7を混ぜたり、ボーカルのしゃくりなどはカット…などなど、そちらもあらかじめご容赦ください。

ウインズスコア社は基本的に細かい動きが多く、分厚くなるような重ね方をしません。ミュージックエイト社は動きを簡素にしつつ、小編成で鳴るように意識されています。ロケットミュージック社はシンプルに「いいオーケストレーション」を意識されています。きっと未来で販売されるこの曲もそういったスタンスで編曲される(まさに今、されている?)でしょう。私は基本的にミュージックエイト社のような方針で「カンタン、小編成対応」にしつつ、「アマチュアらしい多少の下品さ、ド派手さ、味付けの濃さ」を意識しています。

たぶん幾分あとに出版されるであろう、ウインズスコア社・ミュージックエイト社・ロケットミュージック社に負けていないはずです。きっと。そして管理人は…たった一人で誰も味方がいなくとも、それらの上をきっといってみせる…そんな楽譜が書けたらと思います。
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【作曲】咲ふ宗-木管八重奏のために-

2023-04-17 21:57:50 | 作曲・編曲作品
https://www.youtube.com/watch?v=NfEB6U3VVes
静止画ですが、初演の演奏です。

曲名  :咲ふ宗-木管八重奏のために-
様式  :作曲(吹奏楽)
演奏時間:5分00秒
グレード:★★★★★
編成  :Flute / Oboe / Bassoon / Bb Clarinet / Bass Clarinet / Alto saxophone / Tenor Saxophone / Baritone Saxophone
備考  :わっくウインドオーケストラ 第2回演奏会〜木管アンサンブル公演〜 のために作曲

上記イベントのために作曲。団体の代表を務めておられる長門さんからご連絡をいただきました。編成は木管の楽器なら何でもよい、ということでしたので、書いたことないけれど書いてみたいなあと何となく思っていた木管八重奏で参加させていただきました。「難しくてもいいよ!(意訳)」とのありがたいお言葉でしたので、よしどれどれ…一度、めちゃくちゃ難しい曲を書いてみようと思いました。正直言って尋常じゃないぐらいめちゃくちゃ難しい曲なのですが、演奏された方々は大変短い時間で練習をしてくださり、形をつくられたとのことで、本当に頭が下がる思いです。

曲名は「わらうむね」と読みます。江戸時代の読み本作家・上田秋成の小説集「春雨物語」に収録されている「死首の咲顔」というお話を基に作曲しています。とはいえ、物語を描写したわけではなく、作品の不条理…というか、現代の感覚では絶対に理解できないけれど、当時の世界観ではギリギリ理解できてしまう「考え方」や「空気」を表現したかった作品です。

簡単に言えば、めちゃくちゃ位の高い男性と貧しい女性が恋に落ち、結婚を考えるのですが、男性の父親は当然結婚に大反対。そこで、女性とその兄が結婚を直談判しに、男性の家を訪れます。そこで説得を試みるも、やはり大反対。男性と女性は駆け落ち…と普通はなりますよね?ならないんですよ。直談判で反対された男性の家で、反対する男性の父親を目の前に、女性の兄は女性の首を切り落とします。それを見つめる男性とその父親。取り乱しません。超冷静です。そして、首を切られた女性の顔には「笑顔が咲いているのでした」…ええええ!?お兄ちゃん、なぜ?そしてなぜ笑う!?周りは何も思わないの!?この展開には諸説あり、首を切られた女性=宗(むね)の心理や当時の世界観、社会の在り方についてはいろんな考察がなされています。どんな解釈が正解、というわけでもなさそうです。

曲は冒頭のフルートが奏でるわずかな断片=宗のテーマを核として進みます。特殊奏法も満載ですが、基本的にはシンプルな作曲方法だと管理人は考えております。ぶっちゃけて言えば、田村文生作曲の“饗応婦人”をもう少しソフトにした作品です。露骨に饗応婦人の場所もありますが、管理人なりに田村文生の作曲語法を解釈し、理解しようとし、そのうえでどう使い、いかに別な作曲方法と組み合わせるか、というコンセプトです。曲の題材が女性というのも、もちろん意識しています。また、これも露骨な対抗意識ですが、木管八重奏といえば田村修平や松下倫人が最近は台頭しておりますが、それらと似たような方向でありつつも、それらと非なるものであり、それらの斜め上を目指せないかと画策した作品でもあります。要するに、すごーく悪く言えば、この素晴らしい機会を最大限に利用し、実験した作品です。でも、作曲なんてその積み重ねです。私は音大を出たわけではないので、こういう実験をする機会なんて一度もありませんでした。今回素晴らしい演奏者の方々と理解のある主催者の方々のおかげで、管理人は大きな収穫を得ることができました。本当に感謝しかありません。

願わくば、誰かがもう1度挑戦してくれれば、と思っております…ふふふ。
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【作曲】往古来今~ウインドアンサンブルのために~

2023-04-09 08:55:20 | 作曲・編曲作品
https://www.youtube.com/watch?v=Nm-12dNbG-Q
※音源は初演版の編成ではなく下記の編成に書き直したものです。

曲名  :往古来今~ウインドアンサンブルのために~
様式  :作曲(吹奏楽)
演奏時間:7分00秒
グレード:★★★☆☆
編成  :吹奏楽小編成
備考  :兵庫県立神戸甲北高等学校吹奏楽部 委嘱作品

顧問の先生から「創立50周年であり、令和7年度に統廃合が決まっている神戸甲北高等学校のために作品を書いてほしい」とご依頼をいただきました。編成はFlute / Bb Clarinet*2 / A.Saxophone*2 / Bb Trumpet*2 / Horn / Trombone / Euphonium / Contrabass / Percussionという12名編成。パッと見た感じでは低音が足りません。それと技術的な点なども加味しながら、「コンクールの自由曲になるかもしれないことを想定」した作品づくりとなりました。実際にやってみて、日頃こういった編成に作品を提供し続ける福島弘和先生は本当にすごいんだなと思いました。できることが限られている中で、何年も作品を生み出し続けるのは、もはや神業の域です。

曲名「往古来今」は「おうこらいこん」と読みます。過去から未来へ、という意味ですが、この意味の中には「過去から未来へ受け継がれていくもの」「決して消えることのない歴史」「過去があるから今がある」…といった意味が込めらているでしょう。すなわち「確かに存在していたものが、形を変えて未来へと受け継がれていく=統廃合で高校の名前はなくなっても、歴史は残り、卒業生の心に神戸甲北の魂は受け継がれていく」というものと管理人は解釈しています。

管理人の中で「自由曲っぽい曲」について、独自のセオリーがあります。今回はそれに基づいて作曲しつつ、いわゆるウインドアンサンブル=各パートの奏者が1名、というルールで書きました。委嘱をいただいた高校は、比較的山間ののどかな地域にあります。また、直前まで練習されていた曲が福島弘和作曲“百年祭”とのことでしたので、〔山の精霊たちの五十年祭〕という認識で作曲しました。誰もいない静かな森の少し開けた場所にある切り株に、1匹の動物がやってくる(=冒頭クラリネットソロ)ところから始まります。このクラリネットソロの旋律を核に曲は展開します。1人、また1人と山の動物や精霊たちが集まり、50年の歴史を振り返りながら、新しい時代への祈りを込めて〔五十年祭〕は進みます。高らかに祈りのコラールが捧げられたあと、再び山間には静けさが戻ります。そこには誰もいません。ですが、確かにかつてそこには誰かがいました。50年の遺産は、形のないもの…ですが、確かに受け継がれています。不安と期待の入り混じる未来へ…最後の和音は美しさと不安、そして決意のすべてが混在する、管理人の大好きな和音と致しました。曲名の「往古来今」は部員の皆様につけていただきましたが、管理人の意図と見事に合致した素晴らしい曲名です。

動画の音源はFlute / (Oboe) / (Bassoon) / Bb Clarinet*2 / Bass Clarinet / A.T.(B.)Saxophone / Bb Trumpet*2 / Horn / Trombone / Euphonium / Tuba / (Contrabass) / Percussion*2の編成に書き直したもので、最小14名から演奏できます。また、もともと極小編成の作品ですので、工夫すればあと3,4人減らしても何とかなります。曲中のソロは同音域の別の楽器でもまったく構いません。
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【編曲】可愛くてごめん

2023-03-12 12:39:09 | 作曲・編曲作品
動画はコチラ
https://www.youtube.com/watch?v=DIYafB0-ARE

曲名  :可愛くてごmん
様式  :編曲
演奏時間:3分20秒
グレード:★★☆☆☆
編成  :吹奏楽小編成
備考  :なし

お手軽カンタン・小編成・原曲に忠実、一晩で書け…という流れでやりました。
歌詞の意味がまったく理解できない管理人はもう若くはないのでしょう。
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【作曲】マーチ・サクラ・フェアウェル

2023-01-29 05:37:24 | 作曲・編曲作品

動画はコチラ↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=719Ffb1Akro

様式  :作曲(吹奏楽フル編成)
演奏時間:3分30秒程度
グレード:★★★☆☆
推奨編成:あらゆる編成に対応
特殊楽器:なし

卒業し、巣立ちゆく姿をイメージしながら作曲したコンサートマーチです。技術的な難しさ音域などは最大限障壁を排し、また、どのような編成であってもよく響くようにオーケストレーションしています。旋律と和声は歌モノを意識したものになっています。

<追記>
演奏していただけるということで、2023年に音源を一新&少しだけ加筆しました!(2023.1.29)
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【作曲】ピラテウスの城

2023-01-04 21:14:18 | 作曲・編曲作品

動画はコチラ↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=KnkDk14ggwM

曲名  :ピラテウスの城
様式  :作曲(吹奏楽フル編成)
演奏時間:6分45秒
グレード:★★★☆☆
編成  :吹奏楽フル編成
備考  :なし

埼玉県立岩槻高等学校吹奏楽部 猪俣康隆先生 委嘱作品
2022年12月28日 初演

「演奏会にふさわしい華やかな作品」というご依頼で作曲致しました。具体的なイメージをお伺いしたところ、いくつかの作品をご提示いただき、その流れで「三部形式」「調性音楽」「中編成」「分かりやすくて親しみやすい」という内容で考えました。ただ、既存の作品と同じだと面白くないので、全体としては既存の作品にはあまり似ないよう、でも部分的には既存の作品を想起させるような、絶妙な塩梅をねらいました。

編成は大きめに見えますが、重ねて書かれているパートが多いので、さほど大きくなくても大丈夫です。というか、初演団体は中小編成です。なくてもよい楽器も多く、多少パートが欠けても問題ありません。打楽器は5人です。そういう意味では「課題曲+ソプラノサックス」程度かと思います。

曲名のピラテウスとは造語です。委嘱団体ゆかりの人物に、画家の関根将雄さんという方がおり、この方の制作されたオブジェが委嘱団体の校内に設置されているそうです。この関根画伯は、「ピラテウスの月」という随筆を残されております。ついぞ見つからず読むことはかないませんでしたが、ピラテウスとは何ぞや…?というのが曲名の由来です。顧問の猪俣先生から「ピラトゥス山では?」というご指摘もあり、何となくそのように思いますが、この謎めいた言葉をそのまま曲名と致しました。英題PILATHEUSはピラトゥス山とギリシャ語で神を意味するテウスからの造語です。ピラテウスに見守られる城=岩槻高校、ということで、曲名そのものが委嘱団体を表します。

曲については基本的に全編調性音楽で、親しみやすく分かりやすい音楽にするために、短いファンファーレ風の動機と中間部をドカンと支配する長い動機の2つを中心に構成し、変ホ長調~ヘ長調あたりを主な調性とした音楽です。部分的に調性がなくなりますが、まあ調性音楽の延長と捉えられる範囲だと思います。オアソビ的な要素として随所に有名な邦人作品のパロディ的な要素を、分かるか分からないか微妙な範囲で入れております。よかったら探してみてください。

なお、本作はホームページによる依頼で承りました。
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【作曲】7人の奏者のためのノスフェラトゥ

2022-12-28 21:19:59 | 作曲・編曲作品

動画はコチラ↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=AKL75qKHeLY

曲名  :7人の奏者のためのノスフェラトゥ
様式  :作曲(アンサンブル)
演奏時間:4分30秒
グレード:★★★☆☆
編成  :B♭ Clarinet / Trumpet1&2 / Trombone1&2 / Tuba / Percussion
     使用打楽器 Timpani(4) / 4-Toms / Snare Drum / Bass Drum / Windchime /
           Tubular Bells / Vibraphone / Glockenspiel / Maracas / Crotale /
           Suspended Cymbal(2) / Bongos
備考  :⑴Crotaleは原則必須で省略不可。どうしてもGlockenspielによる代用を行う場合は、真鍮マレットを使用。
     ⑵foot stamp=強く床を踏み鳴らす
      Ha--...=手を温めるように、喉を大きく開いて、低めの音で息を吐き出す。

特定の団体の特定の奏者を想定して作曲。アンサンブルコンテスト用に書きました。ノスフェラトゥは吸血鬼を意味する言葉ですが、特段描写したわけではなく、気の利いたタイトルが欲しかった、という程度のものです。出自の分からない、何だか怖いもの、というあたりは曲想にも合致しているのではないかと思います。

この曲はきっと、プロの作曲家は書かない、あるいは書けない曲であろうと思います。もちろん曲の巧拙という点でもそうでしょうが、少なくとも、きちんと専門的に作曲を学んだ方、あるいは作曲に対して強いポリシーを持たれる方ならば絶対に書こうとは思わないパターンです。そもそもこの曲は「技術的に必ずしも熟達しているとは限らない奏者が、バランスに欠いた偏りのある編成で、それでもアンサンブルコンテストである程度の結果を見込むためにはどうすればよいか」という発想で作曲しております。というか、その1点に全振りです。その時点で、おそらく多くの方々から否定的な見られ方をするでしょう。ですが、それはアマチュアの吹奏楽オタクである私だからこそ、あるいはアマチュアの吹奏楽オタクにしか書けない作品でもあります。こんな作品を書くことは、プロならば生き恥に近いもの。ですが、私ならノーダメージです。アマチュアの私には何も守るものなどないのですから。

細かい個人的な考えはこの辺りにしまして、実にシンプルな作品です。何度も執拗に提示される短い動機をこれでもかと変奏して4分30秒を積み上げています。「…難しそうに聞こえる」「こんなん打楽器1人で演奏できるわけないやん!」「…どこがシンプルやねん!」…もしそう感じ取っていただけたなら、それはもう最大の誉め言葉です…ふふふ。めっちゃカンタンでめっちゃシンプルでっせ。
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【編曲】銀河鉄道999-演奏会のアンコールのために-

2022-11-12 21:44:40 | 作曲・編曲作品

https://www.youtube.com/watch?v=6H3erivIM-o

曲名  :銀河鉄道999-演奏会のアンコールのために-
様式  :編曲
演奏時間:2分10秒
グレード:★★☆☆☆
編成  :吹奏楽中編成
備考  :なし

演奏会のアンコールのために編曲しました。ジャパニーズグラフティⅫ(星出尚志編曲)と樽屋雅徳編曲の間みたいな雰囲気で、木管楽器の連符や金管楽器の高音はできるだけ削ぎ落し、ほとんど練習時間がなくてもサラッと演奏できるように致しました。ラストのティンパニのロールでは「これで第〇回□□□コンサートを終演致します。またのご来場、お待ちしております!」的なMCのマイクパフォーマンスが入る想定で入れております。そういった要素も含めて、実用性重視のアンコールピース編曲です。ほかにも中間部のハンドクラップは「ヒュ~♪」みたいな掛け声とか金管楽器のスタンドプレイがあってもよいのでは、とか、いろいろ演出しやすい感じです。

ただ、冒頭で挙げた2編曲と雰囲気が同じすぎるのはアレなので、冒頭はジャパグラに寄せつつも、和音の進行や構成は違う色合いを出しておりますし、途中で長2度上行転調を入れたり、サックスを全面に出さない(なぜか、どんな編曲も出したがるフシがある…?)など、ほかにもいろいろ細かいところで色合いを変えております。とにもかくにも実用性最重視のお手軽編曲です。

要するにアレです、ミュージックエイト社的な編曲です。年を重ね、いろんなことを経験して初めて、エムハチの良さが分かるってぇもんですよ、ええ。
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