イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

手術決定

2015年03月16日 | 術後6年~

8週に一度の外来受診日。
体重40.9kg、これくらいがいいところだろうか。
血圧は相変わらずの上100下60。

血液検査&CTを終えてまずは循環器。
ワーファリンは今の量で効いているということで、1日1回4錠キープ。

続いて外科。
術後6年目のCTは異常なし。
腹水はまだ溜まっているけれど、前より少なくなっているとのこと。
「お腹のそれ、邪魔になりませんか?」
腹腔内抗がん剤治療で使っていたお腹のポート
もう慣れたのであまり違和感はない。
でも放置しておいて万が一腸に刺さったりしたら一大事なので
「もう用ないんだし取ったら?」
ということで、いきなり抜去決定。
「切るんですよね?」とたずねると
「うん、これくらいね」と 指を3cm位開いて見せる先生。
「でも入れるのは大変だけど、出すときは簡単だから」
聞けば局部麻酔で10分程度で済むそうで、外来手術で入院不用。
自分で運転して行って帰っていいらしい。
循環器の次の予約日を見て
「この日にしますか、私がやりますよ」とあっさり決まってしまった。
5月11日の午後、手術予定。

夕食時「手術することになりました」と家族に報告。
「えーっ!何で!?」
旦那が予想外に大きく驚く。
ちゃんと経緯を説明して「それは良かった」と事なきを得た。
ちょっと脅かしてみちゃった、ごめんごめん。

胃を切除して6年、抗がん剤治療をやめて2年。
「もう用ないんだし」ということは
もう腹水の検査は不要だということ、転移の心配はないってこと。
やっとここまできた。
心の隅にいつも引っかかっていた不安が取り払われた晴れやかな気分。

とは言え、ここで安心して調子付くことなく
また新たに別のがんや他の病気になったりしないよう
健康に留意し、食生活に気を配り生活していこうと気を引き締める。
美味しいものを食べ
食べられることの喜びを文字通り噛みしめながら
家族で楽しい時を積み重ねていきたいと思う。


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