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阪森郁代「ランボオ連れて風の中」昼の半月

2013-05-09 05:36:01 | クンストカンマー(美術収集室)短歌
峡の田に塗られし畦に雨しみて膚(はだへ)ふれあふさびしさ伝ふ

美しい。私は最近、ずっと山に行っているがよくこの上句のような光景を見る。上句と下句の飛躍はどうだろう。高く飛びすぎたように一瞬思うが、なんとなく分かる。畦が雨に濡れることと、膚が触れあうことのさびしさが通じているのだ。
会津八一の葛の花の一首を思い出した。


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