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遺伝子が腸内細菌の構成に関与して体重を決める  米コーネル大学

2014年11月17日 18時25分54秒 | 矯正歯科と医療情報
 腸内細菌と肥満に関連する論文を昨日に続いてもう一本ご紹介します。遺伝子が腸内細菌の構成に関与して体重を決めるという発表が、アメリカ コーネル大学からあったようです。ヘルスデージャパンを参照しました。

http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&view=article&id=5372:20141113&catid=24&Itemid=108

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 遺伝子が腸内微生物のタイプを決定し、個人の体重にも影響していることが、双子400組以上の遺伝子を解析した研究から示された。

    

 米コーネル大学(ニューヨーク州)のRuth Ley氏らが「Cell」11月6日号に報告した研究結果。同氏は、「従来、腸内微生物の種類は食生活や環境、健康状態によって説明されてきたが、ある種の腸内微生物は遺伝的なものであることが分かった。一部の多様性は環境の影響ではなく、宿主の遺伝子型に依るようだ。これはそのことを確認した最初の知見となる」と説明している。

   

 研究では、416組の双子の遺伝子を用いてやせた人に多くみられる腸内細菌群を同定した。この細菌群に関与する遺伝子は遺伝性が強く、親から子に伝わりやすいものだった。

 この細菌群をヒトからマウスへ移植する実験を行ったところ、マウスの体重増加が予防されることがわかった。

   

 この結果からLey氏は、遺伝のために肥満や肥満関連疾患リスクの高い人に対して、体重増加に対抗する腸内細菌を与える治療を行える可能性があると指摘。

 「家系に伝わる腸内細菌の種類が病気のリスク予測に有用なことが示された。体内に存在する微生物の集団は魅力的な治療ターゲットといえる。健康状態に関わる細菌との関連の本質が理解されれば、健康増進に利用できるだろう」と述べている。(HealthDay News 11月6日)

http://consumer.healthday.com/health-technology-information-18/genetics-news-334/genes-may-determine-body-weight-by-shaping-gut-bacteria-693382.html

   

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 このブログでも、藤田紘一郎先生の本などから、腸内細菌の役割について掲載しています。今回の米コーネル大学のRuth Ley氏らの研究から、従来、この腸内微生物の種類は食生活や環境、健康状態によって説明されてきたが、ある種の腸内微生物は遺伝的なものであることが分かり、一部の多様性は環境の影響ではなく、宿主の遺伝子型に依るもののようです。

   

   

 昨日はある種の細菌と肥満の関連についての研究でしたが、この研究の結果からも腸内細菌のコントロールによって、太りやすい体質が改善される可能性が出てきたようです。

 藤田先生によると、そんなに簡単に腸内細菌叢(フローラ:お花ばたけと読んでいる)がコントロールできるものではなさそうですが、ぜひこれらの研究の進展に期待したいものです。

   

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