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「ルービン回顧録」ロバート・E・ルービン&ジェイコブ・ワイズバーグ

2008-02-09 07:36:12 | お勉強
アラン・グリーンスパンの「波乱の時代」を読んで手に取った一冊。

アメリカ史上最高の財務長官という呼び声の高いロバート・ルービンの、
クリントン政権で経験したメキシコやアジア経済危機での対応や、
そのときの政権内部や議会・政党とのやり取りを記した、
まさに米国経済政策の最前線を記録した貴重な一冊。

繊細且つタフな状況下で卓越した見識と政策決定能力を見せつけたルービン氏の、
経済政策の要諦を端的に言い表しているのが下記の11項目だと思う.

「ルービン長官の国際財務10ヵ条+1」
・ 人生で唯一確かなことは、確かなものなど何もない。
・ 市場主義経済は歓迎されるが、それで全ての問題を解決できるわけではない。
・ 一国の繁栄のためには、アメリカ合衆国、G7、国際金融機関の援助よりも、その国の政策の信用と質の方が大切である。
・ 効果的な政策は金で買えるものではないが、資金を渋るよりは余るほど投入する方が良いときがある。
・ 債務者は負債を負うとどうなるか、債権者は融資をするとどうなるかを心しておく必要がある。
・ アメリカ合衆国は何を支持しているかばかりでなく、何に反対しているかによって評価されることを進んで受け入れなければならない。
・ ドルは非常に重要な通貨であるため、貿易政策の手段として用いるべきではない。
・ 選択肢があることは、それだけで好ましい。
・ 実現不可能なことを保証するような言い回しはしてはならない。
・ 意思決定においては小手先の細工を用いてはならない。真剣な分析と配慮に勝るものはない。
・ アメリカ合衆国が国益を維持するためには、国際経済問題に関して、各国と緊密に協力して問題解決に取組むべきだということである。

これは今の日本の政治家や官僚によく読んで理解し、
日本版に置き換えて実践して欲しいことばかりだな。

これらの他にも下手なドラマや小説よりも格段に面白いことが沢山ある。
そんな本書の章立ては以下のとおり。

第一章 二一世紀最初の危機
第二章 市場に学ぶ
第三章 ゴールドマン・サックスの内と外で
第四章 政治の洗礼
第五章 ホワイトハウスでの任務
第六章 財務長官に就任
第七章 財務省での日々
第八章 国際経済危機
第九章 経済危機をめぐる考察
第十章 さらなる暗雲
第十一章 ワシントンを去る
第十二章 上げ相場の終焉をめぐって
第十三章 ルービノミクスによる提言
第十四章 国際的共存時代の幕開け

古賀林幸・鈴木淑美両氏の翻訳は、特に違和感を感じるところなく読めたので、
これだけ専門的な内容の書籍であることを考えれば、充分に役目を果たしたと言える。
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