空を見上げて

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毎日毎日見上げてる。

寺内タケシ Ⅱ

2009-01-21 23:01:54 | ブログ

私が寺内タケシさんのギターに興味を持ったのは12才の時
当時テレビでやっていた音楽番組でバックバンドをしていた

それまでは上手な人だとしか思っていなかったがある時交通事故かなにかで
しばらく出ないことがあった
その時に寺内タケシさんがいかに上手でそのギターを聴きたいかということが身にしみた

以来音楽に目覚めあらゆるジャンルの音楽を聴き始めた
父親が小さなプレーヤーを買ってきてくれた
一緒に買ってきてくれた一枚は「ミスターロンリー」

私は寺内タケシさんのレコードをあさるように買い体中にしみこむほど聴いた
当時丁度GSの時代で私は学校をずる休みしては池袋のドラムなどに行った

他のグループが出演している時はいっぱいのフアンがあふれていたが
ブルージーンズ(その後バニーズ)になると潮が引くようにいなくなる
貸切のように充分堪能できた

そんなことが続き働くようになってからは大きなホールでのコンサートに行った
毎年のように行き、又たまに三越だったかデパートの屋上で聴かせてもくれた
よく聴きに行ったものだ

いつだったかコンサートの時に寺内さんが言った
よく天才という人がいるがそう言われると頭にくると
自分は天才ではなく死ぬほどの努力をしてここまできたのだと

寺内さんのギターが好きなのはとにかく上手だから
ギターが歌うのだ
魂のこもった歌を歌うのだ
早弾きだけではない
スローなバラードも美しい音色を出す

今、若い人でギターの上手な人はたくさんいる
それでも寺内さんのように魂のこもった音は聴いたことがない

諸般の事情から一時それどころではない精神状態でずっとコンサートに
行かなかった
今回たまたま目にすることがあってどうしても行きたくなった
年齢的にもどうかと懸念していたが全くの杞憂だった

乾いた心に水をさしてくれるような
そんな時間だった

来年もぜひ行きたいと思う