新選組鬼の副長土方歳三が、
豊玉という雅号で俳句を詠んでいたこと。
逸話というほどじゃないか、けっこう知られている話ですものね・・(^^;)
いちばん知られているのは、
梅の花一輪咲いてもうめはうめ
という句かと思います。
まぁ出来栄えには賛否両論あるようですが、
ふと思ったんですよね。
この句を詠んだときの本人はまったく意識していなかっただろうけど、
なんだか土方さんの生き様のようだなぁって。
土方さんはきっと、満開の花を咲かせるような生き方をしようとは
思っていなかったんじゃないかな。
一輪だけでも、自分の納得のいく本物の花を咲かせられたら本望だったんじゃないかと
勝手に思ってるんですよね。
そう思うと、この句がなんとも生き生きと心に響いて来るんです!
うーん、逆に言えば、そんな生き方死に方をする将来の自分を
預言した句だったかも・・。
なんにせよ、一輪だけ咲いていた梅にとても心惹かれたのでしょう。
それはきっと自分に似ていたからだと私は思っています。
そしてもうひとつエピソードですが、
五稜郭タワーの売店に、
土方さんの例の写真を模した貯金箱があります。
土方さんファンにはぜったいお薦めです!
かわいらしいサイズ感で、とてもイイカンジに写真が再現されていますし、
お値段もとてもお手頃。
私? もちろん一目で気に入って即買いです!
そして思ったのですが、
土方さんも、まさか後世に自分が貯金箱になろうとは
夢にも思っていなかっただろうなぁ・・と(^^;)
貯金箱を見るたびに、そんなことを思って
ほほえましく笑ってしまっております(*^^*)