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 私の思いと技術的覚え書き

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人物破壊とそれが示す逆証明

2020-09-21 | コラム
 人物破壊とは、政治家や言論人などが、ある対抗勢力の意を起因として、冤罪の生起や、マスメディアの繰り返しの偏向報道などにより、世間一般の評価を不当に貶める事象を呼ぶ。

 ここで、既存の政治家で鳩山由紀夫や小沢一郎と聞いて、顔をしかめる方は日本人の8割方はそうなのではないだろうか。

 つまり、鳩山由紀夫氏は首相に任命され僅か9ヶ月で退任したのだが、沖縄の普天間米基地を最低でも県外と発言したことが米国の反感を買うと共に、連日メディアの総攻撃が続いた。米の評論家が述べたという「ルーピー」(間抜けな)を繰り返しマスメディアは報じ続け、最後は政治資金が実家から出ている疑惑としての政治資金問題などと共に、国民の大多数が頼りない首相というイメージが見事に確立されたのだった。

 一方、小沢一郎氏については、過去から「こわし屋」としてのイメージがマスメディアで報じ続けられ、政治資金問題として西松建設とか陸山会事件など、悪のイメージは全国民に浸透した。

 ということで、植草一秀氏という論評家は、以下の論を記している。なお、植草氏は、2度の痴漢行為の嫌疑で有罪確定している。

激しい人物破壊工作は正統性の証しである 植草一秀氏ブログ「知られざる真実」2019年01月15日 11:53
 小沢氏と鳩山氏は激しいバッシングを受け続けてきた。そのバッシングによって、市民の心のなかに、両氏に対するネガティブな「印象」が刻み込まれてきた。結論から言えば、激しい攻撃を受けている人ほど本物であると言える。本物であるからこそ、激しい攻撃を受け続けているのだと考えられるのだ。つまり、激しい攻撃を受けるとことは、「本物の証明」と言って過言でない。攻撃する側にとって、あまりにも危険な存在であるから攻撃されるのだ。
 私も激しい攻撃を受け続けてきた。そのこと自身が、実は正統性の証明になっていると考える。人々は、メディアの情報操作、印象操作によって形成されたイメージを、もう一度疑ってみるべきだ。

 ただし、難しいと思えるのは、例え時の権力に対抗し、なんらかの嫌疑で収監された者が、必ずしも正当性を保持しているかと考える訳にもいかないだろうということだ。ここでは代表例として鈴木宗男氏を上げてみたい。彼が北方領土回復交渉で成果は出せなかったが一定の価値ある活躍をしたことは事実だろう。しかし、彼を潰すべく権力が見えない。そういう点では、この逆証明には該当しないだろう。

 なお、この鈴木宗男氏とも関わりのある中川昭一氏(鈴木氏は元々中川一郎(自民党代議士)の秘書出発で、一郎氏の長男が昭一氏)が、財務大臣当時、ローマのG7でいわゆる酩酊会見を行い辞職、その後選挙落選、その後さらに原因不明の死亡した事件を忘れる訳にはいかない。この朦朧会見自体を見てきたが、隣に座る日銀総裁、随行して常に周辺の小間使いをしていたであろう官僚は、何故この状態に陥った大臣を記者会見に臨ませたのだろう。あまりに不自然で、ある筋の権力の意に沿ったとしか考えられない出来事だろう。

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