フィズはもうすぐ生後7ヶ月を迎えようとしているわけですが、という事はつまり、
そろそろ初潮がやってくる、と言う事です。
年末に病院へ行ってフィズを診て貰った時先生が一言『避妊は?した方がいいよ。』
確かに子宮やおっぱいを取っちゃえば病気の発症はなくなる訳なのだが・・・。
そんな事は百も承知なのだが・・・。
どうしても手術する気になれない。
ビタは避妊しなかった、出産もしなかった、結果9歳手前で子宮蓄膿症を発症。
発見が早かったので大事には至らなかったが、発見が遅れれば死に至る事もある病気だ。
確かに病気の大元になる臓器がなくなれば病気は発症しない。と言うか発症のしようがないわけで。
でも本来あるべき臓器を
飼い主の都合】で取ってしまう、という事は自然の摂理に背いているような気がして・・・。
実は私の中で、この
【飼い主の都合】というのが結構曲者で。
***【飼い主の都合】***
なんだかんだ言いつつ、躾も結局は
【飼い主の都合】である。・・・と私は思っている。
自分にとって都合の良い犬にする為に躾けるわけである。
そもそも、本来自然の中で生きていた狼を先祖に持つ犬を、人間社会の中で生活させる、人間と同じ環境に置く・・・この事自体が不自然なのだ。
だからこそ躾が必要になる、と言う事になる。
そしてきちんと躾ける事は、その子にとっても沢山のメリットを生む事にも繋がると思っている。
じゃあ避妊手術も大義なのではないか!と言う事になるわけだが・・・う~むなのである。
フィズと同じ月齢の子が数日前に避妊手術を受けた。
ランで知り合った、これまた同月歳の子の飼い主さんは『思うところはあるけど・・・でも手術するんだ』と、少し神妙な表情を見せながらおっしゃった。
どうしよう・・・。
結論は出そうにない。
という事は、結局私はこのままズルズル引き伸ばすことになるのだろうか?
でも、避妊手術しないでいて、何年か後にガンにでもなったら相当後悔するんだろうなぁ~。
もうあんな思いは嫌だもんな・・・。
フィズだって辛い思いはしたくないよね・・・。
じゃあ、人間がガンになるのを避ける為に避妊手術をするのか!?って言ったら・・・
絶対そんな事しないよね。
子供産んだし、もう子宮要らないし・・・って状況でも、そんな事しようなんて思わないよね。
遊び人の男性が、子供が出来ない様にパイプカットするって話は聞いた事あるけどさ。
もし、フィズ自身が選択出来たとしたら、どちらを選ぶんだろうか。
・・・ビタは『自分の力で自然に逝きたい』って言ったよなぁ・・・。
飼い主の責任・・・どちらを選択しても飼い主の責任である事には変わりないんだよね。
今ここで、病気を避ける為の臓器排除手術を行い、病気になる確率?病気の数?を減らすのか。
それとも数年後、万が一発症した時に全力で一緒に闘う覚悟をするのか。
これを読んでいるペットオーナーの皆さん。
皆さんはどんな思いで、また何を思ってこの選択をなさったのでしょうか?
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【どちらが正しいのか】なんて事は問うていないですからね。
前にも書きましたが『正解なんてない』と思っていますのでね。
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