花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

夢回唐朝 其之十(前編)

2020年08月02日 | 譚耀文

《 夢回唐朝 》 第10集(前編)


簫淑妃の息子節儿と、皇后の養子忠儿のお世継ぎ争い...

曲がりくねった夜明珠の穴に金糸を通すミッションは2人とも同じ方法でクリア

って言うか...簫淑妃は皇后たちの攻略法を盗み見てパクったんだけど...



(そして、皇上のブルーのお着物は、あの金のお着物の上に羽織ってる事に気付いてしまったワタシ...)

第1のミッションで決まらなかったので、太后は2頭の汗血宝馬と1頭の仔馬を連れて来て



「今から3時間のうちに、あの仔馬がどちらの馬の子供か当ててみなさい」 と

第2のミッションを発動~

皇后が 「あの2頭の汗血宝馬は体格も毛色も全く同じだった...毛色では見分けられないし

汗血宝馬は気性が荒いから素人が近づくのはムリだし...」 と困っていると



媚娘が 「1ついい方法があります!馬も生き物である以上親子の情があるはず

1本の銀針で仔馬を刺すのです...母馬ならその声を聞いて暴れるはずです」 と説明



その話を物陰で盗み聞きする簫淑妃の放った宦官...またか...



そして、夜明珠の時と同じく節儿が先にしゃしゃり出て、銀針を取り出して仔馬を刺し

「今驚いて鳴いた方が母馬です」 と得意げに説明

そして忠儿の番になり、太后の前に行くと 「仔馬に銀針を刺して暴れた方が母馬だと思います

でも、針を刺したら仔馬が痛い思いをするので可哀想で出来ません...だから私は降参します」 と...



それを聞いた太后は 「王の道は私欲に惑わされてはいけない...享楽に耽ってはいけない...

そして何より残虐であってはいけない...さっき節儿は勝負に勝つために仔馬を刺した

その心には少しも思いやりがなかった...大唐国に必要なのは仁心のある君主である!」 と言い



それを聞いた皇上は 「大唐国の正式な太子は忠儿とする!」 とみんなの前で宣言



忠儿が選ばれてむくれる簫淑妃と、となりでドヤ顔をする媚娘



皇后に策を授けたあとで媚娘が忠儿にコッソリ耳打ちしてたのはこれだったのか...

ワザと敵に盗み聞きさせておいての仁心作戦...やっぱり一番恐ろしいのは媚娘だな

そして忠儿の太子決定を祝って宴が催され、皇帝ちゃんらしくジャラジャラを着けた皇上はうれしそう



それにしてもこの宴会場...ソーシャルディスタンスが守られてて好だわ(笑)



このご時勢...ついそういう目で見るようになっちゃって...ちょっぴり悲しい...



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