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あせび がお迎え 浄瑠璃寺

2014年04月06日 00時00分00秒 | 関西花の寺25

あせび がお迎え 浄瑠璃寺

関西花の寺霊場第十六番

ーじょうるりじー

京都・木津川

 

千年の時を刻み、藤原文化の面影を遺す浄瑠璃寺

参道に咲きほこる「あせび」の花は見事でした。

サンシュウユや梅の花も見ることも出来ましたよ。

 

駐車場からこの参道に入っていきます

 

「あけび」の白い花が迎えてくれます

 

 

 

山門

 

 

 

ここ浄瑠璃寺は

奈良の興福寺の別所の一つとして創建されたもので

池を挟んで東西に国宝の三重塔と九体阿弥陀堂が建ち

中央の苑池は平安時代後期の浄土式庭園

州兵敷きの中島や玉石敷きの出島などが復元されています。

 

国宝 三重塔

池を挟んで東にある三重塔には薬師如来がまつられています。

人の命は朝日の昇る東の方から薬師如来様に送り出してもらい、

この現世へ出て正しい生き方を教えてくれた釈迦仏の教えに従い

煩悩の河を越えて彼岸にある未来を目指して精進する

やがて

夕日の沈む方で阿弥陀様に迎えられて西方浄土へ至ることが出きる。

したがって、拝む順番も

薬師如来様から始め、阿弥陀様に向かうのが正しい拝み方です。

 

 

 

 

 

東の三重塔に祀られる薬師仏に苦悩の救済を願い、

その前で振り返って池越しに彼岸の阿弥陀仏に来迎を願うのが礼拝です

 

国宝 西方九体阿弥陀堂(本堂)

(九体おまつりしているのは唯一ここだけです)

阿弥陀仏は西の本尊で

未熟な私達を理想の未来へ迎えてくれる如来。

 

”観無量寿経”にある九本品往生(くぼんおうじょう)

人間の努力や心がけなどにより

九つの往生の階段があるという考えからつの如来を祭った。

 

春分の日、秋分の日にはこの阿弥陀仏堂の背後に太陽が沈みます。

この日を仏教では彼岸とよんでいます。

東で送り出す薬師仏と西で迎えられる阿弥陀仏が朝日と夕日で結ばれる

この彼岸にお墓参りをしたならば

途中で死んだままのご先祖様が居ても早く西に渡れるということです。

 

 

この板扉の奥に阿弥陀如来中尊像 が

その左右に四体ずつ八体の阿弥陀仏がおまつりされており、それぞれに板扉があります。

 

 

最後までご覧いただきましてありがとうございました

 

  おきてがみ
おきてがみは左サイドにあります。



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