統計調査員アルバイト
2019年2月1日(金)
もう20年くらい前になります。国の統計調査員のアルバイトをしたことがあります。企業統計だったような気がします。一定の地域について、全ての事業所を調査するのです。まず説明し、調査票を置いて帰ります。留守などもあり、3回程度は「巡回」したような気がします。歓楽街であったため、怪しげな事業所もあり、少し怖い思いもしました。ただ、「協力できない」と言われれば無理強いしなくて良いので、無用な摩擦はありませんでした。
具体的な報酬は覚えていませんが、まぁまぁ、良かったような記憶があります。
1月30日の朝日新聞です。
エーッ! 厚労省が調査員調査をしなければならない調査を「郵送調査」していました。不正であります。
これ、仮に私が当時の調査を郵送でやったとたら、当然郵送による調査は無効ということになり、報酬は支払われないでしょうね。厚労省の担当者は郵送での調査でも、まともに給料をもらっていたとしたら、極めて腹立たしい気持ちがいたしますです。
郵送調査でも客体が一定程度集まるという判断で行ったのかも知れませんが、訪問調査に較べると間違いなく少なくなるハズです。これは、先の私の経験からも分かります。面談して説明してお願いするのと郵送により送りつけるのでは受け取る側の意識が全く違います。それは統計の精度に現れると思います。
厚労省でやっていることが、他の省庁でやっていないとは考えられません。今回の不正の根本原因は、予算を十分付けないこととか人員削減の影響があると言われています。他の省庁も同じことですので、次から次へと不正が噴出することになると思います。
私は、政治の責任を明らかにする必要があると言ってきましたが、人員削減等が根本の原因であるとしたら、安倍内閣の責任が問われることになります。
データ補正した結果、2018年6月の伸び率3.3%増は、「参考値」では1.4%になるというデータがあり、アベノミクスならぬ嘘ミックスとなる可能性があります。
1月29日の朝日新聞です。
厚労省は、元職員も含めて37人を聞き取り調査したと言っています。そんなに少ないのかな?と思います。まぁ、いい加減な調査でしょう。というか、隠蔽を隠すための調査だと思います。