ジェフ・ベック来日中

「Blow By Blow」「Wired」で、ギタリストの可能性を格段に
広げてくれたJeff Beckが、５年ぶりに来日公演中です。今夜も
有楽町にある東京国際フォーラムＡホールで公演し、他の地域を
ツアーした後、７月１５日に上記のホールで追加公演を行います。

海外旅行直前の公演なので、諦めていたんですが、帰国後の
追加公演が予約でき、チケットも届いたので、安心！

東京公演の演奏曲目、ＵＤＯの公式サイトや音楽好きな方の
ＢＢＳで見ることができました！サービス精神があるなというのが
第一印象です。ロッド・スチュワートと一緒だったＪＢＧから２曲
（しかもBeck's Bolero)、一番日本のファンに知られているだろう
'Cause We've Ended As Lovers" "Blue Wind”を演奏しているので
嬉しいです。観客がギタリストなら、難しい演奏でも、変幻自在な音を
楽しめるでしょうが、私は、ゆったりした曲やファンキーな
ボーカルの入った曲が好きなので・・。アンコールのGoing Downなんて
題名を見たとたん、伸びのあるギターのソロが浮かんできました

コージー・パウエル、マックス・ミドルトンと一緒にやってたＪＢＧの
２枚目のアルバムは、ボーカル曲がほとんどで、インストは２曲だと
思いますが、全曲ともギターが楽しげに、低音から高音まで美しい音を
響かせています。名演だと思います。もちろん、Blow By Blow で
頂点を極めた後も、ヤン・ハマーやスタンリー・クラークと組んで
ギターの可能性を探し続けたジェフ・ベックは最高にかっこいい。

ただ、私には少年のように不思議な音を出そうとしていたギタリスト
クラプトンみたいに器用に作曲し、万民に好かれるのではなく、ひたすら
自分がやりたいギター演奏を続けているうちに、ギタリストが憧れるギタリストに
なってしまった「変人」。そういう彼が、再びヴォーカルを入れ、グループと
して観客を楽しませようとしているのは、喜ばしい変化に感じます。
６１歳になったばかりのジェフ・ベック。「孤高のギタリスト」でなくても
十代の頃、あなたのギターソロを毎晩聞いていたファンは、あなたのギターを
聞けるだけで、とっても幸せなのです。

Jeff, I want to say "I'm so proud of you."