1年ほど前から予告編を見せられ、挿入歌なども覚えてしまった作品。
中島哲也監督。中谷美紀の熱演は絶賛に値する!がんばりました。
不思議な映画を見慣れた私でも「映画」と割り切れない作品。
松子を忘れていた甥(瑛太)が、松子の死をきっかけに
彼女の生涯を振り返る形をとっている。
それが「父親」「愛人たち」と「刑務所で知り合った女友達」との回想シーン。
各人物に似合った撮影方法が選ばれ、「アメリ」を連想させる笑い、
極彩色のアニメ、歌と踊りを主体にした芝居、
俳優以外の配役などが入り混じって、予告編のような本編だな~。
でも、しっかり松子の内面を描いているのが驚き!!
明るい色彩の裏には、父親や 「尊敬できる男」に好かれようとして
すれ違ったり、裏切られたり、松子の悲劇がわかりやすくまとめられて
いた。
初めは笑って観ていたが、アパートに引きこもる生活のなか、
なぜ松子が川を見ていたのかわかる回想シーンや、
黄色の花が咲く土手から星空に向かって伸びる階段によって
「松子が求めた幸せ」を暗示するラストに胸がしめつけられた。
わりと単純で陽気な松子は「嫌われ松子」どころか、
好きな人を幸せにしようとしていた女だったんだな~。
ヤクザの彼が回想する「船の上で生徒たちと歌う松子」は
とても清楚で、輝いていた。
刑務所で覚えた技術を忘れておらず、友達の名刺を探した松子。
やくざの女であっても「一人よりまし」と男を守ろうとした松子。
男たちは、そんな健気な松子を誤解したり、疎ましくなったり、
劣等感(怖さ)を感じて去っていった。
でも、誰も愛さない人生よりは傷ついても愛した人生の方が
バラ色だって教えてくれる映画。
男女とも適度な距離が必要なんだわ、
熱々より。。←醒めたパフィン
病み上がりで鑑賞したためだろう。
追記:えいさんのブログを拝読して、この映画を再度観たく
なりました。前半のスピーディな語りでは俳優以外の人を
起用しても、それは松子の「夢=現実逃避」の一部なので
違和感がなかった。ところが松子が引きこもりになった後、
次第に家族(父、弟、妹)の出番が多くなり、松子の現実が
明らかになっていく。芸達者な役者を揃えた後半、ぐいと
心をわしづかみにされたのは、監督の配役が上手かったと
言えます。えいさん、ありがとうございます!
中島哲也監督。中谷美紀の熱演は絶賛に値する!がんばりました。
不思議な映画を見慣れた私でも「映画」と割り切れない作品。
松子を忘れていた甥(瑛太)が、松子の死をきっかけに
彼女の生涯を振り返る形をとっている。
それが「父親」「愛人たち」と「刑務所で知り合った女友達」との回想シーン。
各人物に似合った撮影方法が選ばれ、「アメリ」を連想させる笑い、
極彩色のアニメ、歌と踊りを主体にした芝居、
俳優以外の配役などが入り混じって、予告編のような本編だな~。
でも、しっかり松子の内面を描いているのが驚き!!
明るい色彩の裏には、父親や 「尊敬できる男」に好かれようとして
すれ違ったり、裏切られたり、松子の悲劇がわかりやすくまとめられて
いた。
初めは笑って観ていたが、アパートに引きこもる生活のなか、
なぜ松子が川を見ていたのかわかる回想シーンや、
黄色の花が咲く土手から星空に向かって伸びる階段によって
「松子が求めた幸せ」を暗示するラストに胸がしめつけられた。
わりと単純で陽気な松子は「嫌われ松子」どころか、
好きな人を幸せにしようとしていた女だったんだな~。
ヤクザの彼が回想する「船の上で生徒たちと歌う松子」は
とても清楚で、輝いていた。
刑務所で覚えた技術を忘れておらず、友達の名刺を探した松子。
やくざの女であっても「一人よりまし」と男を守ろうとした松子。
男たちは、そんな健気な松子を誤解したり、疎ましくなったり、
劣等感(怖さ)を感じて去っていった。
でも、誰も愛さない人生よりは傷ついても愛した人生の方が
バラ色だって教えてくれる映画。
男女とも適度な距離が必要なんだわ、
熱々より。。←醒めたパフィン
病み上がりで鑑賞したためだろう。
追記:えいさんのブログを拝読して、この映画を再度観たく
なりました。前半のスピーディな語りでは俳優以外の人を
起用しても、それは松子の「夢=現実逃避」の一部なので
違和感がなかった。ところが松子が引きこもりになった後、
次第に家族(父、弟、妹)の出番が多くなり、松子の現実が
明らかになっていく。芸達者な役者を揃えた後半、ぐいと
心をわしづかみにされたのは、監督の配役が上手かったと
言えます。えいさん、ありがとうございます!
傷ついても誰かを愛さないよりも愛する人生の方が。。。。
同感です
病み上がり??
熱でも、、、??
大丈夫??
気温がかわりやすいので、お大事に、、、、
愛されることより愛することの方が
満たされますよね~~
長続きするかどうかは問題じゃなく、
愛する気持ちを持てることが生きること!
だから、「100%生きた女」というコピー
上手いと思います。
あのね~、ダ・ヴィンチ・コードを
見たあと、喉が痛くなって39度6分まで
熱が上がっちゃって週末寝込んでたの。
さすがに3日間こもってたら落ち込んだ。
migさんのブログはちゃんと観てました!
今日も4位でしたよん
変な天気ですものね。
昨日天気予報外れて雨降らなくてラッキーなんて思ってたら暑くなっちゃいましたね。
このまま入梅しちゃうのかしらね。
ラスト、子供たち懲らしめてるシーンがほしかったなって思いました。
嫌われようがナンであろうが松子はいい人ですものね。
ありがとう、、、、
でも、本当にお大事に、、、、ね
早く復帰できますように。
※(コメント返しはいらないですヨー)
ぼ~としながらコメントしたせいで、
間違いだらけの文章を送信してしまい、
すみませんでした。
最近、観たい映画がメジロおしで、昨日も
映画にいき、今日は美容院でパーマをかけて
いたら4時間!明日は「デイジー」を観ようと思ってたけど、大事をとって休みます。
あの子供たちね!
「速く帰りなさい」と言った松子は
生徒をかばった昔と心根は変わって
いないと訴えている気がしました。
子供たちも大人も、この映画を見て、
人は外見で判断しちゃいけないと
気づいてくれるといいな~
お気遣いありがとうございます!
ところで、夏用の化粧品どんなのを
購入されたのでしょう、記事になったら
私も「紫外線対策」を用意してあるので
TBさせていただきますね
同じのあるかな~~。
体調いかがですか?
ムリは禁物で、お大事にね^^;;;
実は、松子が求めていたものは・・・すぐそこにあったの~・・・
という
不器用な松子が気づくのには、長い長い時間が必要だったんだけどね(笑)
でも、たぶん誰もが・・・愛されていたことに気づくのって
時間がかかるものなのよね・・・
そんなことを感じていたので、いろいろな愛が切なくって涙が止まらなくなったんだろうな~って
今、思ってます。
(そして追い討ちをかけるようにサントラにひたってます(爆)
松子の不器用さが痛々しかったけど、
松子が素直になれなかった気持ち、わかりました。
気づいたときには一番会いたい人は、この世にいなかった・・。
布団に横たわりながら、妹の髪を切る仕草、
妹のベットの上にあったのは松子が作った
飾りだったとわかるラストに、涙が止まらなくて・・今に至っています。
あの極彩色の前半は「夢」だった。
現実の松子の世界を描くときは
静かな音楽で・・。ギャップがあるので
一層、松子の最期が切ないんですね。
そこを監督は狙ったのかなと思いました。
松子を一番理解していたのは、妹と女友達。
父だけじゃなく、ヤクザの彼も松子を
愛していたんだって松子に教えてあげたい!
しかもいまお伺いしたら、
私のブログの紹介まで……。
ほんとうに感謝に堪えません。
実は昨日2回目にチャレンジしました。
前回に比べて、少しは客観的に観ることができなした。
ラストの<魂の飛翔>にはほんとうに感心。
「お帰りお姉ちゃん」「ただいま」にも
心震えました。
早速のコメントとTBありがとうございます!
>ラストの<魂の飛翔>にはほんとうに感心。
CGを使って、叙情的なラストに仕上げてあり
監督の才能を感じました。
えいさんの「ラムの大通り」は丁寧な説明、
映画の良い点を指摘する評価の仕方などが
好きで、いつも拝見しております。
奇談から入っているのは私です(笑)
これ、監督は若い人に観て欲しくて前半を
ポップにしていたのではと思っていましたら
えいさんの説明で松子殺しの犯人を変えていたと知り、ほぼ確信~~。監督の綿密さは
全てに及んでいるんですね~~。
色調や花を選んでいたと教えていただき、
再度観たくなりました!!
今日、「STAY」を鑑賞しました。
自分なりに謎を解く努力をしてから、
えいさんの感想を読ませていただきます