風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

ゲームにはまる

2013年04月18日 | 出版
月曜日、8:00過ぎには出社。新刊『エンディング・ノート あなたへ』の色校正がY印刷から届くことになっている。Y運輸のK氏が持ってくるのを待っている間、前日終わらなかった校正の続き。ようやく校正も終え、早く荷物が届かないかなあと待つことになる。
そこで、待ち時間に、校正の直し作業をすればいいじゃないかと健全な人は考えるかもしれないが、小生の場合はそうならない。ポケーとネットを見ていたら、ヤフーゲームの「なめこ大繁盛ゲーム」なるものがあったので、ついついそれを始めてしまう。きのこのキャラクターを上下左右に並べ替えて得点を重ね、どれだけステージをクリアできるかというゲームである。
そこで高得点を叩きだしても、世の中に何の意味もないことはわかりきっている。しかし、あるとやっちゃうんだな。そのうえ、はまっちゃうんだなあ。こういう光が明滅するものを見せられると、人間の脳はどうかなって、気持がどうなってしまい、しかしそれでも充足感は得られないから、ついつい長時間やってしまうと、スタンフォードのオバサンが書いていたけれど、おそらくそういうことなのだろう。
ゲームをしながらも、Y運輸遅いじゃないかと小生も思い始めた頃、ようやくK氏がかさばる包みを持ってやってくる。「いやあ、生れて初めてエレベーターに閉じ込められちゃいましたよ」。ありゃ、それは大変だ。「それで遅くなっちゃってごめんなさい」と、受領印だけもらったら慌てて出ていく。おそらく、配達の荷物が滞っているのだろう。
11:00、そろそろ、届いた荷物の色校正をするために、あきやまみみこさんがご来社される予定だ。そこにみみはんから電話。「ごめんなさい。急にデータの直しが入っちゃって、今から家を出ます」げな。内心しめしめと思いつつ、「ああ、わかりました」と答えておく。
なぜ、しめしめか。当然、まだ「なめこ大繁盛」ができると思ったからだ。ということでゲーム開始。最初、いまいちコツがわからなかったけれど、ようやく第3ステージまで到達できるようになってきた。こうして、ますますはまることになる。
よしよし、そろそろ第3ステージもクリアできそうだなあと思い始めたころに、みみはん到着。クソッ、もっと遅れてもいいのに、なんて言ったら罰があたるだろう。お仕事をしないといけない。
データの濃度をみみはんが何パターンか作って本紙校正を取ったので、どのパターンにするのか決めないといけない。二人の間で大きな意見の相違もなく、スムーズに作業は終わり。お茶を飲んで、みみはんをF社の新オフィスに連れていく。
ところが、F社社長は所用があって不在。仕方ないから二人して昼飯を食べて別れることにする。こちらは、その決定稿をA法律事務所に届けないといけないのだ。
都内某所溜池山王駅で降り、コマツビルという貧乏そうな名前のビルの脇を通り、A法律事務所へ。あらかじめ、「見本はお見せしますが、それはすでに印刷機を通ってしまったものだから、それからの変更はできません。〈イエス〉か〈はい〉以外の返答は受け付けません」と伝えておいた。
A法律事務所女子部の面々に校正紙をお見せしたら、喜んでいただき、小生もホッとする。もちろん、苦情が出ても受け付けるつもりはないけれど、苦情が出ないほうがお互いに気分もいいだろう。表紙にはマットPPという加工をするので、色がいささか沈むかもしれないと伝えるが、そう説明してもちょっとわかりにくいことだろう。
とにかく、意気揚々(?)と事務所をあとにし会社にもどる。そろそろ仕事モードを全開にしないとまずいことになる。ゲームに興じている場合ではないのだ。
もどればすでに15:00を回っている。しかし、すっかり暑くなってきた。少し歩いただけで汗ばむ季節になったものだ。とにかく、校正の直しをやっつけてしまわないといけない。パソコンに向かい、とにかくシャカシャカ直していく。
20:00、ようやく直し作業が終了。直しもれがないか、朱入れと付け合せないといけないのだけれど、そんな気力が残っているわけがない。とりあえず、酒を飲むことにする。

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