風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

長老さまの教え

2006年04月12日 | 出版
昨晩、本郷村の長老さまから受けたアドバイスを胸に、本郷を出発する。
どうやらわたしの営業成績があまりよろしくないということが、長老さまの耳に入ったようで、
新人マタンゴに数字を上げる方法を教えてくれた。
その方法とは、いつも回っている訪問件数を1.5倍から2倍にすれば、
営業数字もそれに比例するはずだというもの。
このアドバイスを受け、数字が低くて悩んでいるよりは、数を打ちどんどん当たって
砕けていこうという気持ちになった。
長老さまとは、近くの出版社の社長職を数年前退かれたおかた。
実は風塵社もそこの社からの暖簾分けなのでした。

本日最初の下車駅には、東と西に地下街があって、そこに何店か有名店がある。
また駅に直結したファッションビルの中に書店が入っているので、
雨の日でも濡れずに気持ちは晴れ晴れして営業に挑める。

西口地下街にあるA書店は店舗が3つに別れているので、大人のぬりえコーナーがあるところへ向かう。
担当さんが色白の痩身女性で美しく、緊張して目を見て話すことができない。
母の日POPを渡し、受注をもらう。新刊の案内をしようとしたらレジが急に混み始めたので、
注文書をお渡しして店を出た。
東口のファッションビル内にあるB書店の担当さんは以前うかがったとき、
『うたうぬりえ帖』を受注していただき、今回は顔も覚えてくれていた。
新刊の案内をすると、「可愛いじゃないですか」と好感触。
『うたうぬりえ帖』の動きを聞いて、POPを渡す。
いい関係の書店さんが増えれば、営業はどんどん楽しくなる。
デパートの中に店を構えるC書店へ行く。NHK放映後のお客さんの反応がよかったらしく、
『うたうぬりえ帖』を見やすいように店頭に並べていた。
POPを渡してから、新刊のご案内をする。他の担当さんと相談して決めることになった。
東口の地下街にあるD書店へ向かう。担当さんがお休みだったため、注文書をお預かりしてもらうことに。
電車で移動し、地下街のE書店へ行く。担当さんがお休みのため、そこも注文書をお渡しして次へ行く。
F書店は、デパートの1フロアが全部売場で、大人のぬりえコーナーも大きい。
期待も大きく担当者さんを訪ねるが、あいにく休みをとっていて会えない。
注文書を出そうとしたら一緒に便秘薬が飛び出して恥ずかしくなる。
駅ビルにあるG書店の書店さんもお休みだった。残念。

電車で隣駅へ移動する。H書店の担当さんは、動きや話し方がロックンロールで、圧倒される。
名刺をすっと受け取って、何もいわずに颯爽と歩いていく。必死に後をついていく。
振り返ったかと思ったら、「あなた代行の人?」と聞かれ、あまりの唐突さにクラクラした。
「最近、腹巻オヤジ来ないなぁ」
お! オヤジのことを知っているんだったら話は早いですぞ。スゥーッと緊張が引いていく。
本郷に戻って、オヤジにロックな担当さんの話をする楽しみができた。
J書店の担当さんは不在のため、注文書を預かってもらう。

またまた隣駅へ移動し、K書店へ。スーパーに入っているK書店では店内の店員がレジに1人しかいなかった。
ここでも担当さんに会えないだろうと悪い予測を立てていたら、
レジにいた女性が芸術書の担当さんだと知り、運気の好転を感じる。
ぬりえコーナーは縮小しているらしく、あまりいい返事を聞けなかったが、新刊の案内をすると、
様子見ということでとりあえず数冊を受注してくれた。
最後に向かったL書店の担当さんもお休み。今日はこの辺で終了とする。

長老さまの教えにしたがって行動したマタンゴ。本日の成績は如何に。
いつもよりよかったですよね、腹巻オヤジ。


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