風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

ティー・タイム

2008年05月24日 | 出版
昨夜も遅くまで作業が続く。トラブル本Aの上巻はサクサク終わったのに、下になると、結構直しが入っている。途中囲碁ゲームをはさみながら、22:00まで作業。さすがに集中が切れて、P舎I氏が残してくれた宴会の残骸を食べながら、ひとり武甲酒造の金粉入り米焼酎を飲む。これが美味くない。そのむかし、武甲酒造にはF社の長老さまとブラリと立ち寄ったことがあるが、なんで焼酎なんか作り始めたのだろうか。生真面目に武甲正宗を造っていればいいのにと思うのは、勝手な言い分なのかな。

さて本日、例によって起き上がれない。朝食を食べてまた寝るものの、悪いイメージが押し寄せてきてうなされる。小生の場合、ここには書かないがいつも決まったイメージがあって、これにうなされるのである。こいつが、まったくもってScary Monstersなのだ。
それで例によって昼前に起き出し、コーヒー豆を買い(本日はマンデリンを300g)、昼食を食べてから出社。『CMクリエイティブ論』を送った友人から礼状が届いている。曰く、「ありがとう。がんばっていますね。“世界”がますます狭くなっているので、“門外本”も貴重でとてもありがたいです。これからも様々な刺激をしてください。会社に私の席を!ぜひ」。10年先(諸事情があり10年先なのだ)の就職依頼まで書き添えられてある。笑っちゃうなあ。この先10年以上も、会社を維持していけるだけの自信はないですよ。しかし、これは一風塵社に限らず、多くの中小出版社も同じだろう。

そんなわけで作業開始。早く終わらせたいのだけれども、やりたくもない仕事はなかなか進まない。1時間おきに自分のなかで勝手にティー・タイムと称し、Yahooの囲碁ゲームに挑むものの、やるはしから負ける。頭がパンチ・ドランカー状態なので、途中まで優勢でも、ヘンな手を打って崩れてしまう。
昨日から取り掛かっているトラブル本Aの下巻は、なかなか進まない。ページがずれないように赤を入れるという話だったのに、しっかりずれている。校正するとき面倒なことのひとつに、ある行の文字数が増減するとその段落が増減する可能性があり、そうするとページが変わってしまうということがある。そこで、このページは1行次ページに送られていますとか、赤で印をつけていくわけであるが、この仕事は、校正している側にそういう意識がないようで、直す箇所の赤しか入っていない。目次に入れたノンブルと実際がちがっても、こちらの責任ではないから、どうでもいいか。
しかし、こんな仕事は早く終わらせないと、会社がつぶれてしまうのだ。とにかく直しを済ませて、索引を作れば一丁あがりになるのかいな。

17:00、F社社長が顔を出す。外は雨が降り出しているそうだ。本当にティー・タイムとなり、しばし雑談。某社のトップに何十年も君臨している某会長が亡くなったら、その某社はどうなるだろうかとか、ここには書けない話が多い。

本日はそろそろやめて、また明日がんばるか。

↓↓↓↓フィリップ先生の演奏が素晴らしいです。↓↓↓↓
Scary Monsters
David Bowie
Virgin Records

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