風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

安部内閣と風邪気味の日

2006年09月26日 | 出版
薄暗い空の下で返品作業をしていると、気持ちまでどんより曇ってくる。なんとなく浮かない顔をしながら作業を終えて、腹巻オヤジが毎日魔法瓶につめてくる美味いホットコーヒーをいただきながら朝の打ち合わせをする。体があたたまると少し元気が出てくるのだが、どうも今日は調子が悪い。
熱が上がりそうなときに決まって皮膚がヒリヒリ痛くなるのだが、朝からそれを感じる。これが発展し小便するときに痛みを感じるようになると、グンッと熱が上がるのだった。決してシモの病というわけではなくて、幼少のみぎりからの不思議な感覚だ。

打ち合わせ後は、来月下旬刊行予定の『うたうぬりえ帖 11月・12月』のスリップを作成する。今回は、トラブルなくすんなり刊行したい。そのためにミスを事前に防ぐべく、注意力を高めて編集作業に取り組まなければ。10月10日には印刷所に入稿、14日刷了&製本所行き、19日見本出し、24or25日配本というスケジュールを考えている。

昼前には会社を出て、新刊に使用する資料探しに国会図書館へ行く。本郷からてくてく神保町まで歩き、半蔵門線で永田町に出る。新政権発足で賑わいをみせるわけでもなく静かな自民党本部の前を横切り、その先の国会図書館へ入る。入り口で利用者カードを機械に投入し、入力画面を見て青ざめる。久しく行ってなかったために、パスワードをすっかり忘れてしまってたのだ。思い当たる数字やローマ字を羅列して試してみるも、ことごとく外れてしまう。受付のかたに話すと、免許書一つで通してくれて一安心。

図書カウンターの前でお目当ての書籍を待つのは、大学病院で会計や薬の受け渡しを待つのに似ている。電光掲示板にうつる自分の番号を心待ちするのは、運転免許の卒検結果を見つけるときにちょっと似ている。
館内では皆思い思いの格好で読書しているのだが、ハンチング帽を目深にかぶったおじいさんが長椅子に体育座りしながら本を読んでいる姿が印象に残る。注文した本がカウンターに届くしばらくの間、その横に腰を下ろして待つ。

社に戻り、P舎のおくすりBOXから葛根湯を1本ちょうだいし、一気に飲み込む。これで数時間後には少なくとも今朝の状態には戻れるだろう。そう期待してブログ作成に勤しむマタンゴであった。

画像は昨日の記事の太ったネコちゃん。


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