風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

出張前半戦は惨敗のまま折り返し

2007年06月07日 | 出版
松山から海を渡り広島に入るとさらに蒸し暑さが増し、広島市内をまわり終えた夜には、帽子を持参すべきだったと後悔する。小倉へ向かう前に、福屋地下のアンデルセンで歯ごたえのありそうなパンを買い、新幹線の中で夕食にした。頭の中はキンキンに冷えた缶ビールのことでイッパイ。宿のベッドにゴロゴロ転がりながら、今日の反省会もほどほどにして飲む缶ビールは、居酒屋で飲む生ビールの旨さにも勝るのだ。だがこのダラけた夜のさまは誰にも見せられない。

今日はまず小倉駅からモノレールに乗り、片野駅へ向かう。昨夜食べたニンニク揚げが効いているのか朝からギンギンのマタンゴは、頭より先に動いてしまう口を抑制しながらトーハン北九州支店にうかがう。担当のMさんによると、九州の書店事情は現在かなりキビシい状況らしい。そんな中、熊本の蔦屋書店は売行好調だという。書籍が売れない原因については「版元がいい本を作らなければいけんね」とのこと。「ハイ!ガンバリマス」最後に声を張り上げ、トーハンをあとにする。

小倉に戻り、駅周辺の書店をまわる。小倉城が見える通りにあるリバーウォーク内の福家書店にうかがい→クエスト→伊勢丹内喜久屋書店→駅ビル内くまざわ書店→駅内クエスト→そして最後にラフォーレ内ヴィレッジヴァンガードにうかがう。レジ横で猫本フェアが開催されており、よく見ると居候先のP舎刊行『方舟に乗った猫』と『ヤマネコ毛布』がキレイにディスプレイされていた。担当Hさんが『70年代ロマンポルノ~河合孝雄ヌード写真集』(鹿砦社刊)に興味をしめしてくださる。

小倉駅からソニックに乗り、黒崎駅へ移動する。クエストにうかがうと、一階レジにお客さんが並んでいたので、先に二階の芸術書担当さんのところへ行く。
黒崎の書店をまわり終え、いま博多へ向かうソニックに乗っているのだが、隣席のオバチャンがチョコ菓子の「たけのこの里」を分けてくれた。オバチャンの娘さんは今年の4月から東京の大学に通い始めたらしい。娘が離れて寂しいオバチャンと一人暮らしをはじめオカンのもとを離れて寂しいマタンゴ。世間話が盛り上がる。

なかなか既刊の受注がいただけず、売上が停滞気味。気持ちばかりが焦るダメ営業となる。なんとかリセットして、明日からの後半戦にかけたい。

70年代ロマンポルノの記憶―河合孝雄ヌード写真集

鹿砦社

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