風塵社的業務日誌

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Death strikes their house.

2015年05月18日 | 出版
ある日突然、我が家に災難が降りかかってきた。
困ったなあ。といっても、自分のことではないし、小生自らがどうこうするわけにもいかない。
また、会社とはとりあえず関係のない出来事でもある。会社の方は、相変わらず粛々と低空飛行を続けているだけだ。
それにしても、どうしたものか、見当もつかない。とにかく、なにもかも手につかない状態に陥っている。
しかし、人間とはなにもせずに思案に明け暮れていることはできない動物である。仕方がないから、ネットで囲碁を始める。そこで、心ここにあらず状態では、格下と打っても負けてしまう。見る見るうちに小生のランクは下がり、ヤフーのランクで1300番台を切りそうだ。
それでなにか実害があるというわけでもないから、ランクが下がろうが負けようがどうでもいいのだけれど、しかし、災厄の脱出法がわからない。お金がかかることはわかったけれど、目の前の問題として、それがすべてではない。というか、まだまだ部分にすぎない。
それにしても困ったなあ。とにかく、速く気を落ち着け直し、運がこちらにあることを祈るしかないだろう。運がなければそれまでよ、だな。
これまでまったく予期していなかった大トラブルが突然出来して、小生としてもどうしていいのかわからない。わからないから、事態を自分なりに整理してみようと突然ブログを書き始めてみたものの、その事態の内容が公表をはばかられる性格のものなので、整理にもならない。
それじゃあ、キーボードを叩くことで少しでも気持ちの整理になるのだろうか。いまのところ、なっていない。ここはアルコールの力を借りるしかない。という三段論法で、酒を飲みつつもう少しキーボードを叩いてみようか。
整理し直してみよう。小生の力ではどうしようもない。当面はお金の問題でもない。運が残っていることを期待するしかないようだけれど、しかし、事態はかなり悪そうだ。じゃあ、どうする。
座して破滅を迎えるのも一法。運が回復すべくお百度参りするのも一法。このまま会社をたたむのも一法。しかし、とりあえず会社には関係のないことだから、べつに会社をたたむまでもない。とすると、心を静かに保つしかない、という結論になる。じゃあ、心を静かに保つにはどうするればいいのか。凡俗は酒を飲むしかない。
してみると、いまのおのれのあり方は、正しい危機対処法ではないか。これまで数々の危機をくぐりぬけてきただけあって、本能的に機敏に危機には対応しているようだ。いかん、いかん。くだらない冗談を記している場合ではなかった。それにしても困ったなあ。しかも対応のしようがない。どうすりゃいいんだろう。
わが愛しのJohn Cale先生が、同郷のウェールズの詩人であるDylan Thomasの詩にかってに曲をつけて、レニングラードのオーケストラに演奏させて本人が気持ちよさげに歌っているアルバムがある。その一節に「Death strikes their house」とあった。いまはまさにその状態である。まいったなあ。
ちなみに、小生はそこでDylan Thomasという詩人を知ったのであるが、この人はかなり有名だそうで、大西巨人の『神聖喜劇』だったかを読んでいたときにその「Death strikes their house」が引用されているのにぶつかってびっくりしたんだっけなあ。あれっ?なんだっけなあ。忘れちゃった。
その『神聖喜劇』は面白い小説であったけれど、途中、江戸時代の漢詩かなんかの話が出てくるんだよね。そこは難しくてよくわからなかった。それで、オッパイのでかそうな小倉の後家さんと主人公が反戦詩の話しかなんかするんだけれど、その詩がDylan Thomasじゃなかったっけ?
うーん、忘れた。しかも、また読み直す気にもなれない。現実は小説よりも悲劇なのである。もしくは喜劇なのかもしれないし、それもよくわからない。そんなことよりも、本日はとっとと家に帰って、安らかに寝ることにしよう。結局、寝ることが危機の打開なのかもしれない。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
何なんだ (しげ)
2015-05-19 02:27:10
大丈夫か?
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心配です (やぎ)
2015-05-19 02:45:36
無事を祈っております。
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コメントすみません (腹巻おやじ)
2015-05-19 09:05:53
こっちは大丈夫なんだけれど、どうなるんだろうねえ?先行き不明。だけど、一晩寝たら、なんとかなりそうな気がしてきた。
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