野菜サラダに、完熟したヤナキイチゴの集合果を散らしたら、不思議な味を愉しむことができた。
ヤナギイチゴ Debregeasia edulis (Sieb. et Zucc.)Weddell(ヤナギイチゴ属)
本州(関東南部~近畿南部),四国,九州,琉球,台湾,中国に分布。
暖帯の南部から亜熱帯の北部にかけて,海岸地方の湿っぽい常緑樹林の林縁,渓流ぞい,ときに,ゆるく傾斜した荒地にはえ,どこにでもある種ではないが,ところどころで,2-3mの高さに茂っている落葉潅木。
葉は披針形-線状長楕円形, 縁に細鋸歯があり,長さ 7-15㎝, 風が吹くたびに葉が翻って, 白綿毛の密生した葉の裏がちらちら見える。
花は4-5月,雌雄異株。雌花の花被片は,壷形に合着して子房を囲む。
子房は成熟して,痩果になり,花被は多汁質の果皮となり,合着して痩果を包む。
これが多数集まった複合果は,径 5-7㎜,6月ころ,橙黄色に熟れる。
《食用事情》
果実は, コウゾの実のように,ねっとりして甘みがあり,薬草的なクセのある味。複合果全体が軟らかく,野菜サラダに散らし入れて,彩ったり,冷や汁に浮かべたり,ゼリー固めをつくる。
ヤナギイチゴ Debregeasia edulis (Sieb. et Zucc.)Weddell(ヤナギイチゴ属)
本州(関東南部~近畿南部),四国,九州,琉球,台湾,中国に分布。
暖帯の南部から亜熱帯の北部にかけて,海岸地方の湿っぽい常緑樹林の林縁,渓流ぞい,ときに,ゆるく傾斜した荒地にはえ,どこにでもある種ではないが,ところどころで,2-3mの高さに茂っている落葉潅木。
葉は披針形-線状長楕円形, 縁に細鋸歯があり,長さ 7-15㎝, 風が吹くたびに葉が翻って, 白綿毛の密生した葉の裏がちらちら見える。
花は4-5月,雌雄異株。雌花の花被片は,壷形に合着して子房を囲む。
子房は成熟して,痩果になり,花被は多汁質の果皮となり,合着して痩果を包む。
これが多数集まった複合果は,径 5-7㎜,6月ころ,橙黄色に熟れる。
《食用事情》
果実は, コウゾの実のように,ねっとりして甘みがあり,薬草的なクセのある味。複合果全体が軟らかく,野菜サラダに散らし入れて,彩ったり,冷や汁に浮かべたり,ゼリー固めをつくる。