植物生態学者の見た「自然と山の幸」

刻々と自然は移り変わり,人工の景観が,自然の植生を破壊する。さあ!大変。せめて食べられる野生植物のすべてを次世代へ残そう

図鑑と実際の違い

2008-11-23 18:19:52 | ワイルド・フードなどの料理,その他利用法
写真は今頃のヤブサンザシのようす。
ヤブサンザシは,果実の色づく時期が遅く,このように落葉寸前でも完熟果が枝に残っていて,完全に落葉しても,果実は落ちる気配を見せない。
ナナカマドや,ウラジロナナカマドも,ヤブサンザシと同じような性質だ。
つぎに見ていただくザリコミは,春の終わりから初夏にかけて,葉がいきいき育っている頃から,実は色づきはじめ,夏までに葉は枯れ落ち,実も落果してしまう。