植物生態学者の見た「自然と山の幸」

刻々と自然は移り変わり,人工の景観が,自然の植生を破壊する。さあ!大変。せめて食べられる野生植物のすべてを次世代へ残そう

ガマズミ類の完熟果を食べる

2007-11-27 20:17:48 | ワイルド・フードなどの料理,その他利用法
完熟果は酸っぱく,やや甘く,生食できる。核が硬いので,
ジャムはつくれないが,果実(核果)を煮て軟らかくし,果核
などを漉して,果汁だけを砂糖で煮ると,フルーツ・ソース。
さらに煮詰めると,ゼリーにできる。
このゼリーを,ガラス瓶に入れて,密封し,冷蔵庫で保存
すると,2-3年,色と酸味をたのしめる。

さわると,つぶれるような軟らかい果実ではなく,まだ,
しっかり硬い赤熟果を集め,ていねいに洗い,水けをきり,
2.5-3倍量のホワイトリカー,ドライ・ジンなどに漬け
ると,約5ヶ月で,澄みきったカーマイン・レッド色に
仕上がり,酸っぱくやや甘く美しいアペリティフができる。

写真はミヤマガマズミの完熟果。