植物生態学者の見た「自然と山の幸」

刻々と自然は移り変わり,人工の景観が,自然の植生を破壊する。さあ!大変。せめて食べられる野生植物のすべてを次世代へ残そう

高山では,タカネナナカマドの果実は終わってしまった頃

2007-09-23 11:35:13 | 自然・季節
この種の仲間は,低山地のナンキンナナカマドと形質が類似している。
亜高山帯で,もつとも美しいのは,ウラジロナナカマド。
渋みなどのため,生食は無理だけれど,ホワイトリカーに漬けて,
リキュールをつくつたり,その中身を引き上げて,ゼリーをつくり,
おいしく食べられる。

ナナカマド類をホワイトリカーなど,アルコールに漬ける場合は
(ふつうは,砂糖を入れるな,と記述しているが)例外的に,ナナカマド
類を漬けるときのみは,はじめから氷砂糖を入れるほうが,いい結果を
期待できる。