植物生態学者の見た「自然と山の幸」

刻々と自然は移り変わり,人工の景観が,自然の植生を破壊する。さあ!大変。せめて食べられる野生植物のすべてを次世代へ残そう

自生のサツキは,こんなようすです。

2007-07-02 15:01:31 | ワイルド・フードなどの料理,その他利用法
7-8年前,木曽川流域の河原で,岩の周囲にはえていた小さい小さいサツキが今は,見事に花咲くようになった。
園芸品種のいろいろのサツキのような華やかさはないけれど,自然美を凝縮した清らかな美しさがすばらしい。
ヤマツツジと同じように,花料理をたのしめる。

よく熟れたケヨノミのようす

2007-07-02 12:58:55 | ワイルド・フードなどの料理,その他利用法
日光・湯元・戦場ガ原の湿原で,春真っ先に咲く花がクロミノウグイスカグラ。
5月下旬,ウグイスカグラの花を想わせる形で,さらに小さい淡黄色の花が冷え冷えした早春の高地で,寒そうに震えている。
ここのクロミノウグイスカグラは,丈が低く,たいていは高さ30-40cm。

でも,北海道などでは,ケヨノミと,クロミノウグイスカグラの区別は,
一般の人には難しい。
どちらにせよ,北海道では,ハスカップの名で知られている。
果実(液果)は,完熟すると,つぎつぎに落下して,摘みとりの摘期は,わずかな期間に限られている。