野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

琵琶湖

2019-02-12 | フィールドガイド地質
今までの「今週のこれだけはおぼえよう」(第26回目 (2001年2月5日~2月11日)より)
古代湖(こだいこ)
 世界には湖が何万もあります。ほとんどの湖は小さくて年齢も若いのですが、中にはとても古い湖があり「古代湖」と呼ばれ、世界で10個知られています。
 古代湖の中でも一番有名で一番古いのは、シベリアの「バイカル湖」で、出来てから2500~3000万年も経っていると考えられています。バイカル湖は世界で一番深い湖でもあり、深さは1700m以上あるとされています。広くて深いので当然水の量も多くて、水の量でも世界最大です。
 アフリカの大地溝帯にある湖はどれも古く、およそ2000万年の「タンガニーカ湖」をはじめとして、「マラウィ湖」はおよそ200万年、「ビクトリア湖」はおよそ100万年です。ヨーロッパの「オフリド湖」は300~400万年、南アメリカの「チチカカ湖」はおよそ300万年と考えられています。詳しい年齢はよく分かっていませんが、西アジアの「カスピ海」と「キンネレット湖」、モンゴルの「フブスクル湖」も古代湖です。
 そして、日本最大の湖である「琵琶湖」も世界的に有名な古代湖の一つです。琵琶湖はできはじめから400~500万年、今の姿になってからおよそ10万年と考えられています。 古代湖では長い間に独自の生物進化が起きたので、その湖にしか見られない独特の生き物がたくさんいます。琵琶湖にもたくさんの種類の独特の生き物が生活していますが、人間が色々な影響を与えてしまって、最近はその姿もすっかり減ってしまいました。世界の他の古代湖でも同じような問題が起きています。単に古いからではなく、大切にしていかなければなりません。
2006年レイクポイントカヌークラブの協力によってカヌーで琵琶湖観察ができた。
その画像とともに古代湖を楽しむことができた。

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