旭川トンボ紀行

北海道旭川市を中心としたトンボの写真とその生態

オオキトンボ

2023年03月14日 | 飛来種
オオキトンボは道内における飛来種の中でも、マンシュウアカネと並び非常に記録の少ないトンボの1つです。
かつて、羽幌町の人工池で複数個体が発見された時は、驚きをもって報じられました。発見当初の個体は3世代目と考えられ、確実に当地から発生した
と思われる正に「北海道産」の個体でしたが、残念ながら翌年には姿を消してしまいました。この大型のアカネの勇姿を拝みたく、毎年道北へ足を運
んでいるのですが、ここ数年は飛来が確認できていません。


北海道初記録として認定されたオオキトンボ成熟♂(羽幌町)


北海道産個体による貴重な産卵シーン(羽幌町)
同日に撮影した連結産卵ですが、翌年は姿が見られませんでした


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オツネントンボ | トップ | タテハ蝶 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (205t16)
2023-03-15 03:23:21
わたしも幼少期に住んでいた石狩町(当時)で採集しました。
形態的にオオキトンボと考えていたのですが、迷入種という概念がなく、分布域を鑑みて、キトンボなのだろうと考えていました。ただ、明らかにアキアカネより大柄だったので、納得していなかったのを覚えています。

長らくトンボとは無縁の生活を送っていましたが、コロナ時代になったのを機会にトンボ観察に目覚め、昨年、関西圏で、オオキトンボの観察に行ったところ、幼少期の記憶の中の謎のトンボはオオキトンボだったのだと、改めて気付かされました。

ちゃんと標本や写真を残すべきでした、、、
返信する
オオキ (ミナミデ)
2023-03-15 22:20:12
そうですね。
恐らく、かなり昔から北海道には飛来していたと思いますが、北海道には情報共有できる「トンボ仲間」が少なく、この広い北海道を隅々まで調査しきれていないのが現状です。
過去、その採集記録が怪しまれていた「ナゴヤサナエ」(札幌での採集記録1例のみ)も約50年ぶりに道北で再発見されるなど、まだまだ北海道には未調査の場所が多いので、オオキトンボが定着している場所があるのかも知れません。
返信する

コメントを投稿

飛来種」カテゴリの最新記事