本種は幼虫期間が短く、約3ヶ月ほどで羽化します。道内では8月上旬~下旬にかけて羽化を迎え、成熟成虫は8月下旬から見られるようになります。頭頂部から手足に至る体全体にはっきりとした独特なマダラ模様があるので、他のルリボシ属幼虫との良い区別点になります。
既に広瀬さんのトンボブログで報告済みですが、北海道では過去1例のみ記録のあったナゴヤサナエが、道内に定着していることが確認されました。発見当初は新種の可能性もあることから、幼虫の飼育→羽化は慎重に行ってきましたが、飼育個体、生息地での羽化個体はどれもナゴヤサナエであることが分かりました。いずれにせよ、道内に生息するサナエトンボの仲間は4種しかいませんでしたので、もう1種増えることは本当に嬉しい限りです!しかもナゴヤですよ(笑)!!北海道は広大ですから、まだまだ多くの可能性を秘めていると信じたくなりました。
※詳細は次号の「北海道トンボ研究会報」をご覧下さい。
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