ミヤマカワトンボの幼虫をぎゅっと縦に押しつぶしたような印象のヤゴで、妙にバランスの悪い体型をしています。旭川市内では幼虫、成虫共にミヤマカワと同じような環境から採集されることも多いですが、本種はやや下流域を主な生息場所としているようです。
それにしても、ミヤマカワ幼虫の触覚は本当に長いですね!これは、本種が触覚に頼った狩をする為で、この長さが獲物との「間合い」になるわけです。触覚で触れたものに対する餌認識力はハンパなく高く(笑)、一瞬で判断して捕らえます。
スラっとした体型の大きなヤゴで、ヤンマ幼虫よりも大きく、触覚が長大なのが特徴です。
腹端には尾鰓(びさい)と呼ばれる3枚のえらがあり、これはカワトンボやイトトンボの仲間に共通する特徴でもあります。主に河川の上流域に生息し、岸際に生える植物の根元や石の裏面などにつかまって生活しています。
腹端には尾鰓(びさい)と呼ばれる3枚のえらがあり、これはカワトンボやイトトンボの仲間に共通する特徴でもあります。主に河川の上流域に生息し、岸際に生える植物の根元や石の裏面などにつかまって生活しています。