ピカソ・マニマニア

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マラーホフのパン  ニジンスキー・ガラ 於・東京文化会館大ホール

2012-01-13 23:31:06 | 観劇

 

1月12日 東京バレエ団による ニジンスキー・ガラ公演に行ってきました。

 

ニジンスキーは 20世紀初めに ロシア人のディアギレフの立ち上げた

バレエ・リュスの ダンサー兼振付師でした。 バレエ・リュスは近代バレエ

の祖と言われ ニューヨーク近代バレエ団の マーサ・グラハムも

東京バレエ団と縁の深かった モーリス・ベジャールも ローラン・プティ

(草刈民代 ”ダンシングチャップリン” の振付) も

ビナ・バウシュ (映画”トークトゥハー” の鍵となるバレエ) も この流れ

を組んでいます。  ここ数年で 4人とも亡くなられました。

ビナ・バウシュはまだ60代の若さでした。

 

12日の最初の演目の ”薔薇の精” での人間離れした跳躍は 

伝説になりました。  今回は ベルリン国立バレエ団のソリスト

ディヌ・タマズラカル という人が踊っています。 なかなかのジャンプ

でした。

演目は続いて

ウラジーミル・マラーホフの ”牧神の午後”

東京バレエ団の誇る エレガントなプリマドンナ 吉岡美佳の

”レ・シルフィード”

 そして最後に 再びマラーホフの ”ペトルーシュカ” 

あくの強い演目の真ん中に 清涼剤のような ”レ・シルフィード”

構成も一流です。

 

写真は ニジンスキー振付の ”牧神の午後” を踊る 

マラーホフです。

牧神はパンとも呼ばれ 羊との半獣人です。

マラーホフのパンは その獣性が良く出ていて クライマックス

(ニンフの残していったスカーフで果てる) を納得させるものでした。 

内容の過激さは ほとんどの観客は知っていると思うのですが

コマ落としで名画をみているような 重厚な舞台でした。

 

初演からちょうど今年で 100年だそうです。

ニンフ役の 上野水香さんが 神々しかった。

久しぶりに バレエを堪能した

    風呼   でした         

      

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3 コメント

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コメント失礼します (ぴのこ)
2012-01-15 01:43:28
マラーホフの牧神を観られたのですね。私は13日鑑賞したので白タイツのマラーホフ様でした(笑)プログラム構成も一番目にレシルフィードが来てました。
全てのジャンプで無音着地なのは他の外国人ダンサーを含めても彼ぐらいなんですよね。
ファン歴は全然浅いのですが、記念に本を買ってサインをもらい大満足です。
コメント有難うございます (ピカソ・マニマニア)
2012-01-15 23:34:41
白タイツのマラーホフ様をご覧になったのですね。
12日のレ・シルフィードはメリハリが余りなく
マラーホフならどう踊るのだろうと思っていました。
本を買ったらサインが貰えたなんて知りませんでした。羨ましいです。
再コメント失礼します (ぴのこ)
2012-01-16 00:07:31
誤解を産むような表現をして申し訳ございません。
バレエ終了後、楽屋口で寒い中、ダメ元で待ってたのです。そしたら、係の人の誘導のもと、サイン会がありました。千秋楽を明日に控えてたのもあり、たんたんと握手なしでしたが…満足です。今回のパンフレットを出す方、マラーホフ特集の本を出す方、どこで入手したのか写真を出す方さまざまでした。

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