ウィーンわが夢の街

ウィーンに魅せられてはや30年、ウィーンとその周辺のこと、あれこれを気ままに綴ってまいります

ラクセンブルク 

2010-03-13 11:38:57 | ウィーン
2009年夏は、ラクセンブルクのフランツェンスブルク内屋外特設ステージで『地獄のオルフェルル』という歌入り芝居が上演されていました。


ラクセンブルクのバス停近くのフランツ・ヨーゼフ像 (2009年8月撮影)


フランツェンスブルクに行くには渡し船を利用します (2009年8月撮影)


特設ステージ (2009年8月撮影)

わたしたちはシーズンも終わりに近くなった8月22日に直接でかけ、幸いチケットを手に入れることが出来ました。ところが残念ながら、その日は芝居が始まってから雲行きが悪くなってきて、しばらくすると、ざあざあ本格的な雨になってしまいました。結局30分で芝居は中止となりました。

その日は天気がまったく意地悪く、公演中止が決定し、役者も観客も帰ってしまったあとに、また青空が見えてきました。散歩しながらバス停まで戻って、バスの来る時間を待つ間、写真のマルクスのライオン像を見つけたのです。2体保存されたうちの一体がこのラクセンブルクにいたというわけです。


ラクセンブルクの「マルクスのライオン像」(2009年8月撮影)

台座正面にこのように記されています。

「マルクスのライオン
聖マルクスのシンボル。1872/73年に造られた。
皇帝フランツ・ヨーゼフⅠ世の治下
1866年までオーストリアに属した都市ヴェニスと
帝都であり宮廷都市であったウィーンが結ばれ
旧ウィーン南駅に像が据えられた。
このマルクスのライオン像はかつて
ラクセンブルク湖沼とウィーンからラクセンブルクに至る
ヴィーナー・ノイシュタット運河に運行されていた
ヴェニス風のゴンドラと
1845年から1932年まで存続した
ラクセンブルクまでの南部鉄道支線を想起させてくれる。
ラクセンブルク・マルクト自治区
区長ヘルベルト・ラウホに1959年委譲され、
当地に設置される」

ラクセンブルクのバス停の目の前には、今もいにしえのラクセンブルク駅舎がたっています。


かつてのラクセンブルク駅舎 (2009年8月撮影)

現在はレストランとして使われています。
この支線は、ラクセンブルクとメートリングを結んでいました。

ヨハン

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