『老害脳』 加藤俊徳 ディスカヴァー携書 2024年 1485円 238ページ
老害と言う言葉は80年代頃には全国紙に掲載されていたそう。辞書的には「年をとった人が若い人の自由な活動を妨げること」と定義しているらしい。老害は脳に原因があるとし、右脳老害は社会や環境から影響を受けていて、左脳老害は自分自身の状況認識が発端になるという違いがあるそうだ。こうした老害に合わない人は、はっきり主張することに長けている人だという。
日本では肩書や年長者を重んじる文化ゆえ、老害が発生しやすい土壌らしい。アメリカなどには老害なんてない。それぞれが皆、主張し合うので、一方的に文句を振りまく人には、ガツンと言い返すのだろう。それでもウルサイ人は、かわいそう、さらにはかわいいと思ってみては?さらには褒める。褒め殺しというやつだ。
本書での老害は、必ずしも高齢者ばかりではないことが示唆されている。SNS上で似たものが集まると、老害脳が悪化し対立が生じてくるそうだ。
また老害は認知症の手前の場合もあるので、普段の生活を規則正しくし、睡眠を十分に取り、運動を心がけ、新しいことにチャレンジし、いろいろな人とコミュニケーションを取ったほうがいい、など一般的な老いに抗う行動と同じだ。脳には脳番地と言われるそれぞれの役割が8つあるらしいので、それをどれだけ活性化させられるかがアンチエイジングにもなるという。
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