植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

自然療法の手当てから気付くこと

2005年03月31日 10時10分14秒 | 自然療法・手当て法(ビワの葉温灸)
 生姜湿布、里芋パスターなどの自然療法の手当てをしていて気付いたことの一つに、一口に生姜、里芋といっても個体によってまったくその性状が異なるなぁということがある。

 生姜湿布に使う生姜は小粒で、折ると黄色味の強い、芳香の強いものが良いとされるのだが入手できないものも多く、そのような時には普通のスーパーで売っているものを使わざるを得ない。

 スーパーで売っている生姜は大振りで水っぽく、黄色味もあまりない。前に一度往診先の途中のスーパーで買ったものなどは生姜の香りも薄く水でぶよぶよしていたひどいもので失敗だった。低価格路線のスーパーだったからかもしれない。あれはその患者さんに申し訳なかった。

 自然療法は野菜など身近なものの命を頂いて行う療法だ。その効果は技術もさることながら材料となる野菜類の生命力に負うところが大きい。昨今は化学肥料や石油燃料を豊富に使った温室栽培などで季節はずれ、旬でなり野菜がほとんどになってしまっている。

 自然療法を効果のあるものにするためには原材料となる野菜、植物の生命力を力強いものにしていく必要がある。そのためには畑の土から健康なものにしていくことが重要だ。食べて治す<内用>も手当てで治す<外用>も共に素材の命にすべてがかかっていると最近では強く思う。

 今はちょっと高めだけれどもF&F(自然食品店)の無農薬野菜を選んでいる。一人でも多くの人が無農薬野菜を選択していけばこの国に環境保全型農業がますます拡がるだろう。私達は選択するという行為で世の中を少しずつではあるが確実に大きく動かしている。
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