植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

名古屋豊明市の藤田保健衛生大学病院へ往診

2010年10月20日 21時15分50秒 | 癌治療・緩和ケア
名古屋の豊明市にある藤田保健衛生大学病院へ往診。この病院は前にも往診に来たことがある。

乳がんで腹水がたまっているとのことで往診を依頼された。病室には娘さん二人と妹さん(たぶん)がいらした。依頼は1週間以上前から頂いていたが今日になってしまっていた。

幸いなことに4日ほど前から尿が大量に出ておなかがへこみだしたとかで、一日1cmずつ腹囲が減ったそうだ。それはよかった、よかった。

簡単に自己紹介をしてから、現病歴、既往歴、体質などをいろいろ問診してお腹を見せてもらう。お腹はパンパンではない。お腹に合わせてリント布を裁断する。今日はフランネルの生地が尽きてしまったのでリント布を持ってきた。

サトイモの皮を商品名“ムッキー”というゴム手袋にたくさんの粒々が付いた特製の手袋で簡単に剥き、ゆっくりと陶器製のおろし器でサトイモをおろしていく。このとき、怒りの心でしないようにとか、お手当が作業にならないようにとか、手当をする際の心がまえなどをお話しする。納得してくださるのでうれしい。

サトイモをすりながらクリスティン・ペイジ先生の話をして、僕たちは肉体とは別の生命エネルギーの存在らしいという話などをしていく。肉体はなくなっても性格、考え方はそのままで違う世界に移行するだけ、とか、この世には何度も輪廻転生をしているとか。

ご本人は小さな子供がいる娘にはなるだけ世話をかけたくないとか、いろいろ気を遣う方なので、今は娘に手をかけてもらってたくさん愛情をもらうことが大事ですと話し、娘さんはこういうことをすることも了解して貴女のもとに生まれてきたんだと思いますよなどとも話す。

産婦人科の池川明先生の書かれた『子どもは親を選んで生まれてくる』という本には、子供たちは生まれる前にお空の雲の上にいて、そこから下界を見て、「あ、あのお母さんがいいな」と思っておなかに飛び込んでくるとあるけれども、そのようなお話もして、娘さんにしてもらうことはする側の娘さんにとっても癒されることなんですよと伝える。

今日の皆さんはスピリットとか人は霊魂の存在であるということが腑に落ちていらっしゃるようで、とても話がしやすかった。

生姜湿布で使わせてもらう給湯室のお湯が67℃くらいまでしか上がらなかったけれども、湿布をしたお腹はちゃんと肌が赤くなり、サトイモパスタをする前準備として十分な状態にできてよかった。愉快に笑いながら話しながら2時間半くらいお手当をして終わる。

ビワの葉温灸もできればしたかったが、主治医と連絡がつかず今回は見送った。

昨日は長野、今日は名古屋と遠隔地に連日の往診は初めてだったけどなんとか対応できてよかった。ありがとうございます。

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