植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

がん患者の感情的傾向の一研究

2005年11月25日 15時56分28秒 | 癌・病気の意味
 「キャロライン・トーマス博士による性格特性と感情的傾向性の研究のように、がんや心疾患の発症が家族関係や心理的因子から予測可能であることを示唆するものがある。

 トーマスは1948年から1964年の間にジョンズ・ホプキンズ大学医学校を卒業した1300人の学生を対象にして、長年にわたって追跡調査を行った。博士は当時ジョンズ・ホプキンス大学に在籍していた医学生全員の詳細な家族歴情報を収集し、さらに被験者の身体所見と心理学的データを集めたのである。

 やがて中年を迎えた被験者の医師達がさまざまな病気で倒れるようになると、博士は過去のデータを紐解き、特定の疾患を発症した医師のグループ内に共通の心理学的因子がないかどうかをチェックした。

 するとがんになった人たちのグループに一定の心理学的共通点が見出された。興味深いことに、後にがんを発症した人のグループの特徴は、自殺したグループの心理特性とよく似ていた。彼らの多くが両親との間に感情的な不和があったと報告していたのである。がん集団のメンバーは父母の間に感情の不和が多いと感じてもいた。じっさい、自分のごく若い頃から家族関係が良好でなかったと感じていた人の割合が最も多かったのはがん患者の集団であった。

 ローレンス・ルシャンによるべつの心理学的研究は、多くのがん患者が習慣的に自己の感情を押し殺しており、とくにマイナスの感情を抑制する傾向があることを示している。家族からのこのような疎外感は人生の後半における深刻な抑うつ状態に影響を与えているかもしれない。

 こうした否定的な感情パターンは、自己および他者への愛を表現する能力とも関係している。所期の親子関係が原因で否定的な条件付けの影響を受けている人もいる。幼児期の歪んだ自己イメージは後年の対人関係能力に影響を及ぼし、他人との自由な交流を困難なものにしてしまう。そして表出されない怒りの感情や敵意が内部に鬱積していく。

 こうして自己や他者を愛する能力を損なうような感情のブロックがつくられ、それは心臓チャクラの異常を引き起こす。そうした異常なエネルギーバターンが存在すると、免疫系を始めとする心臓器系の活力も低下して、しだいに深刻な臓器障害をきたすことになる」
 以上『バイブレーショナル・メディスン』リチャード・ガーバー、日本教文社

 心臓チャクラに主に栄養される部位は胸腺、心臓、肺、乳房と言われている。これらの部位のがんの原因として上記の視点から探ることも留意したい。

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3 コメント

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呼吸困難にビックリ (たけし)
2006-05-07 10:48:51
オーラの泉のファンで、たまたまこのページに辿り着きました。癌患者に両親間の不和があり、自己の感情を殺すようになり、否定的な感情パターンを作る。そして、自己と他者を愛せなくなる、という部分を読み、自分の事を言われとしか思えませんでした。ものすごく衝撃を受けました。僕は25才で癌では無いですが病気療養中です。

今まで感情を自分の人生を押し殺してきた結果が、病気になったと考えています。

とにかくこの部分を読んで、急に心臓か肺なのか胸の部分が膨らんでしまい、呼吸が困難です。

今、感情を殺さないこと、身体をいたわり、自己肯定、自己実現と自分に言い聞かせて、呼吸を戻そうとしても無理な様です。

他にかかれている、心臓チャクラ?が元気に回復したのでしょうか。

とにかく、元気になったら、癌とスピリチュアルについて学んで行くつもりです。
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思いを変えれば楽になるようですよ (聡哲)
2006-05-07 11:41:04
 たけしさん こんにちは



 胸の苦しさはこれまで抑えていたものが噴き上がろうとしているのかもしれないですね。涙、嘔吐など身体から出ることで浄化されるといいます。抑え込まないことも大事ではないでしょうか。



 でも、今まだ呼吸がたいへんですか?もしたいへんだったら仰向けに休んで胸に手を置いて「ごめんね、いままで気づかずにいて悪かったよ、もう大丈夫。気づかせてくれてありがとう。」と唱えてみてください。自分の体の細胞に語りかけてみてください。心からいたわってみてください。呼吸も落ち着いてくると思うんです。

 

 自己肯定とか自己実現とか難しいことは考えずに、ただ「ごめんね、ありがとう」と言うだけでいいです。はじめは心がこもらなくてもいいです。騙されたと思って何十回、何百回と言ってみてください。たぶん素敵なことが起こると思います。



 人の身体は思いが実現したものだから、思いが変われば身体も変わっていくのではないでしょうか。これから少しずつたけしさんが花開いていけば身体は自然と元通りになると思います。



 これまでぼくは難しいことを書いてきた気がしますがさいきんはものごとはごくシンプルな気がします。それをこれから書いていこうと思ってます。



 もしかしたらたけしさんの参考になるかもしれない本も挙げてみます。

 『宇宙が味方の見方道』小林正観 弘園社

 

 

  



 
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追伸 (聡哲)
2006-05-07 11:51:12
 たけしさん

 小林正観さんも実はご両親が不仲だったそうです。でもその経験がなければ今の自分はなかった。すべては必然だった、とどっかで聞いた言葉(笑)を語られています。『宇宙方程式の研究』(小林正観、山平松生著、風雲舎、2001年、1500円)もたけしさんの参考になると思うので強くお勧めします。取り急ぎご報告まで。
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