植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

ライトダウンキャンペーン

2005年06月20日 21時44分22秒 | 地球環境、自然保護、エコロジー、ロハス
 もう多くの方が知っていると思うけれども、今CO2削減・ライトダウンキャンペーンというものが行われている。
 今のこの日記は部屋の照明を落とし、みつろうキャンドルの灯と窓ごしの十四夜の月、篠笛の音をバックに書かれている。
 ちょっと非日常的でいい感じである。

 都会の夜の明かりは多すぎると思う。以前宇宙衛星から見た地球の夜半分の半球の写真を見たがアメリカ大陸と日本の異常な明るさが記憶に残っている。また北朝鮮の部分が真っ黒いシルエットになっていたのも印象的だったが。あの写真を見てこの星の行方を思ったものだ。

 前から夜間の照明はできるだけ落として星空を取り戻したいと思っていた。山の夜の満天の星空は人を厳かにしてくれると感じてきた。だから都市の夜景も好きではなかった。特に真夜中についている企業名のネオンサインは規制して欲しいと思ってきた。

 都心ではビルの屋上に山のように企業名や商品名の描かれたネオンサインが氾濫している。東京駅近辺の丸の内あたりなど夜間には会社員が帰宅し見る人もいないにも拘らず、ビルの屋上に煌々とともる光の看板。

 もし法規制により飲食、宿泊施設以外の夜間10時以降のネオンサイン点灯を禁止したら、都会の空はもっと漆黒に近くなり、またたく星も何倍することだろう。前に東京三鷹の国立天文台の台長か技官の方が新聞に同じ主旨の意見を表明していたことを思い出す。星を観る人たちにとっては都会は明るすぎ、観測も思うままにならないとこぼしていた。

 僕は思う。もし都会の道路街灯もすべて下向きに傘をつけることを義務付け、照明の光をすべて地表と水平以下に向かわせることができたら、空に向かって放たれる無駄な光がなくなり空は漆黒、足元はより明るくなって省エネになると思うのだけれども。

 とりあえずまずは足元から。
 しずかにみつろうキャンドルが炎を揺らめかせている。吸い込まれるような灯りは何も考えない時間に誘ってくれる。あなたも今宵、良い夢を見られんことを・・・
コメント
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