ウイスキーの刻 ~Whiskyのとき~

耳を澄ませば聴こえるウイスキーのメロディ。
『ウイスキーの刻』は、その真実を探し求めていきたいと思います。

『リタの瞳と政孝の眼差し』③

2020-02-12 19:19:19 | 日記
 こんばんは。Aokiです。

 「威風堂々」

 この言葉がしっくりときます。

 しめ縄が結界をつくるように、
 不浄なもの一切を消滅させ、
 純粋なスピリッツを産み出す。

 疾きこと対流する蒸気の如く
 徐かなること木樽で眠るスピリッツの如く
 熱きこと竹鶴政孝の情熱の如く
 動かざることリタの辛抱の如く

 この1ショットに、ふたりの姿が重なるのです。

 それは、ウイスキーの1ショットに刻を感じるのに似ています。

 仕事人の端くれとして、自分の行ってきた仕事
 (と呼ぶのもおこがましいですが)の大部分が、
 本来、世の中には不要なことであるだけに、
 このポットスチルの荘厳な姿に・・・感じ入るものがあります。

 「心が洗われる」という表現がございますが、
 そんなことでは落ちない浮世の愚かさを、
 このポットスチルが昇華してくれるようです。

 ここに入れば浄化されるのではなく、
 不純物として消滅させてくれるのかもしれません。

 それはそれで結構なことですし、
 もしもほんの一滴、
 ウイスキーの雫になるのであれば、
 静かに永い眠りを経て琥珀に生まれ変わるのも有難いことです。

 そんなことを想いながら見つめる景色をお届けしました。


                         Z.Aoki
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