ウイスキーの刻 ~Whiskyのとき~

耳を澄ませば聴こえるウイスキーのメロディ。
『ウイスキーの刻』は、その真実を探し求めていきたいと思います。

ウイスキーのシリーズ①

2020-01-13 19:19:19 | 日記
 こんばんは。Aokiです。

 ウイスキーの楽しみ方のひとつに、
 「シリーズ」ものがございます。

 蒸溜所、あるいはボトラーが、共通のコンセプトで
 定期的にリリースするボトルです。

 すっと脳裏をよぎりますのは、
 キリン・シーグラム(現キリンディスティラリー)の
 『エバモア』です。

(本文中、敬称略にて失礼いたします。)


☆☆☆

 日本のウイスキーの歴史は、寿屋(現:サントリー)に始まり、
 大日本果汁(現:ニッカ)との双璧により
 そびえ立つ山へと進化してまいりました。

 ただし、イメージ的には、
 サントリーは「高い山」を目指し、
 NIKKAは「深い海」を目指していたように思います。

 遠くからでも見えるのは「サントリー」。

 潜ってみると、その深淵に感慨深さを感じるのが「ニッカ」。

 ともに「美味いウイスキーづくり」を目指していたふたり、
 鳥井信治郎と竹鶴政孝ですが、
 その方向性は異なっていたように思います。

 いずれにしましても、ジャパニーズ・ウイスキーの
 創世記を築いたふたりの人物。

 その後に登場しましたのは、複雑な会社の変遷を経て、
 日本の歴史上、最も標高の高い地に建設された『軽井沢蒸溜所』。

 そして、会社設立に大きな意味を持つ
 「キリン・シーグラム」の『富士御殿場蒸溜所』。

 「キリン・シーグラム」は、1972年8月に、
 3つの会社の合弁により設立されました。

 「キリンビール(日本)」、
 「JEシーグラム(米国)」、
 「シーバス・ブラザーズ(英国)」です。

 このラインナップは、すごいことです。

 各国の巨匠が一堂に会し、大作を手掛けるようなものです。

 連続式蒸留機は「JEシーグラム」、
 単式蒸留器は「シーバス・ブラザーズ」と、
 それぞれの第一人者の知見を存分に活かした蒸溜所の誕生です。

 いまでも「キリンディスティラリー」の『富士御殿場蒸溜所』は、
 「サントリー」や「NIKKA」とは一線を画す品質を有しています。

 クリーン&エステリーといえば・・・ですね。

 その最高峰に位置づけられると言っても過言ではないのが、
 『エバモア』です。

 このシリーズは、1999年~2005年の7年間に、
 毎年リリースされていた長期熟成のブレンデッドウイスキーです。

 味わいだけにとどまらず、その歴史や背景を考えますと、
 感慨深いものがあります。

 「ローマに7つの丘があり」、
 「ダフタウンに7つの蒸溜所があり」ということであれば、
 「麒麟に7つの宝玉があり」といったところでしょうか。

 ※ダフタウン:スコットランドのスペイサイドに存在する地区

 可能であれば、それらを並べてテイスティングしたいものです。


 ところで、多くの品をテイスティングする際には、
 飲まないということも必要になります。

 嗅覚、味覚、感性が、アルコールにより麻痺してくるからです。

 しかし、私は、つくりて(自然と人)のことを考えますと、
 一滴でも大切にしたいと思っております。

 ですので、出来るだけ体内に迎え入れたいと思います。

 そうしますと、ひとつひとつの銘柄を少量にする必要があります。

 ハーフ(シングルの半分→15ml程度)くらいが丁度よいかと。

 それでも、十分味わうには、7つくらいまででしょうか。

 アルコール度数40~55度で約100mlですと、
 体内でのアルコール分解、
 アルデヒド分解が終了するまでには
 8~10時間を要します。

 ※成人男性が1時間に分解できるアルコールは6g程度です。
  もちろん、個人差もありますし、時間帯や体調によっても異なります。


 『エバモア』7品・・・丁度良いですね。

 白状すれば、先に結論ありきで申し上げました。

 『エバモア』7品をテイスティングできれば・・・
 という想いから、理屈づけしたことは否めません。

 新春の夢ということで、ご理解くださいませ。


                          Z.Aoki
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