なぜヤンキースは勝てないか？【連載第1話】～無難な選手たち～

　個人成績はいいが、チームの勝利に貢献できない選手。無難な選手。この類の選手が打順を埋めると打線は窒息する。これが今のヤンキースの状態ではないだろうか。 　　レギュラーシーズンの打撃成績がいい＝オールスターに選ばれる。こんな理想的な肩書きを持つ選手がズラリ並ぶのがヤンキース。しかし、ホームランを打つけどソロが多い選手。既に勝ち試合なのに無意味なホームランを放つ選手。私が連想するのはA-RodとJ . . . 本文を読む

松井稼頭央：報道と語録（第30戦）～8番に降格～

　　ヤンキースとは代わり、故障者が続々と復帰し、ムードが日に日に良くなっていくメッツ。1人流れに乗れないのが松井稼頭央。Randolph監督は復活したMike Cameronを2番に、松井稼頭央を8番に下げた。変化球に全くついていけず、三振の山を築くMike Cameron。お馴染みの下位打順ではなく、直球を多く目にする2番に置き、打撃のタイミングを早く取り戻すことを気遣うRandolph監督の配 . . . 本文を読む

松井秀喜とヤンキース構造改革

　　トレードする選手がいなくなり。使う金もなくなった。最後の助け舟はファームしかなかった。３ＡからRobinson Canoがやってくる。３Ａでは今季24試合で打率.333（108打数36安打）4本塁24打点で大活躍。2003年シーズン中、1Ａから２Ａへ。2004年シーズン中、２Ａから３Ａへ。スピード出世だ。二塁手として定着すれば、現メッツ監督のWillie Randolph以来のファームからのセ . . . 本文を読む

選手会に対する交渉カード

　　ツインズのセットアップ投手Juan Rinconがステロイド検査に引っ掛かり10日間の出場停止処分。始めてチームのコア選手の摘発だ。昨年77試合に出場。今年も既に12試合に登板している。始めからJuan Rinconくらいの名の通る選手の摘発をすればよかったのに、大リーグ機構のチビ出しには本当に参る。今まで出場停止処分をくらった選手は以下の4選手だが、ほとんどマイナーリーガー同然。無名の選手で . . . 本文を読む

「３ストライクでアウト？」Selig君！貴方のことです！

　　3月17日の公聴会の成果なのだろうか？やっとSeligコミッショナーがステロイド検査に関する更なる改善案を出した（4月25日付で選手会に提出されたそうだ）。その改善案は「３ストライクでアウト」と名づけられ、以下のように陽性反応結果に対する処罰が厳しくなる提案だ。 ＜現行の処罰規定＞ １回目の陽性結果→１０日間の出場停止処分 ２回目の陽性結果→３０日間の出場停止処分 ３回目の陽性結果→６０日間 . . . 本文を読む