Whats Up Matsui?
松井秀喜 ヤンキース
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  契約解除でなく、トレードというかたちであれば、トレード相手は誰でもよかったのだろうか?答えはノーである。Eli Marreroでなければならなかった理由がメッツにはあった。それは彼がキューバ出身だからだ。

  メッツが開幕ダッシュに成功したのは、二枚看板のPedro MartinezとTom Glavineのおかげ。続くローテーションはボロボロだ。一瞬希望を持たせてくれたルーキーBrian Bannisterは5試合登板して戦線離脱。中年選手たちに声をかけたもののJeremi GonzalezやJose Limaは全く話にならなかった。そこでGMのOmar Minayaは失業中の中年選手との仮契約を結ぶ補強路線から大変更。ファームに目を向けた。

  始めにあげてきたのがKris Bensonトレードで獲得したJohn Maine。しかし1試合の登板後故障者リスト入り。次にあげてきたのは、2Aから大昇格させたAlay Soler。記者たちは今期中に3A、来年メジャーへ、という予想だった。実はこの大抜擢の裏で、GMのOmar Minayaはきちんと宿題をしていた。Alay Solerを1軍登録すると同時に、ダイヤモンドバックスから5月24日Orlando Hernandezを獲得。Alay Solerの家庭教師を確保した。

  同日Alay Solerはフィリーズ戦初先発。立ち上がりがひどく、アウトを取る前に3失点。マウンドでは落ち着きがなく、メジャーの雰囲気に圧倒されていた。2回目の登板も5回7失点とひどかった。しかし、3回目から家庭教師の成果が出始め、それ以降3試合の先発は自責点1に抑えている。Alay Solerもインタビューで「Orlando Hernandezのおかげで落ち着いて投げられる」と語っている。Orlando Hernandezは以前もホワイトソックスでキューバ出身Jose Contrerasの良き家庭教師だったことで知られていた。またGMのOmar Minayaはプエルトリコ出身Carlos Beltranの家庭教師役としてCarlos Delgadoを獲得するなど、若手の家庭教師役として同じ出身国の先輩を獲得する戦略を今季はとっている。

  さらにOrlando Hernandezは家庭教師役だけでなく、選手としても活躍してもらわなければならない事情が出来た。先発のSteve Trachselが安定せず、またPedro Martinezも調子を下げてきたからだ。そこで大ベテランのOrlando Hernandezのエンジンをつけるには良き母国の親友Eli Marreroが必要だった。Eli Marreroは家がOrlando Hernandezと近く、オフはほぼ毎日ゴルフをする中だと報道されている。獲得後完投を含め、Orlando Hernandez先発試合は接戦をしている。松井稼頭央の対価はキューバ勢の強化だった。

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