中国からの個人旅行者第1陣

　中国人の日本への個人旅行が解禁され、第１陣の出発を記念する行事が８日、北京などの空港で開かれた。日本政府観光局北京事務所によると、この日に北京、上海、広州、杭州の４都市の空港から日本へ出発する中国人の個人旅行者は計約７０人。

記事本文の続き　中国人の日本観光はこれまで添乗員が同行するグループ旅行に限られていたが、経済成長に伴い海外旅行慣れした中国人が増え、日本への訪問でも個人旅行への要望が強まっていた。日本政府は、不法残留を防ぐため一定以上の経済力を持つ富裕層に限定する形で解禁した。

ウイグル自治区暴動中国警察1,434人を逮捕

中国西部の新疆ウイグル自治区で発生した民族暴動で、現地警察は容疑者1,434人を逮捕したという。新華社通信が7日報じた。

　この暴動は同自治区の区都ウルムチで5日夜に発生し、これまでに少なくとも156人が死亡したと報告されている。暴動には1,000人から3,000人が参加したとされ、6月25日に中国南部で発生した暴動でウイグル人の工場労働者が2人殺されたことを抗議したという。

フィリピンで爆発テロ

フィリピン南部ミンダナオ島コタバトで５日、教会近くに仕掛けられた小型の爆弾が爆発、国軍によると、市民ら３人が死亡、３０人以上が負傷した。国軍は、反政府武装勢力モロ・イスラム解放戦線（ＭＩＬＦ）によるテロとして非難。ＭＩＬＦは関与を否定している。

教会には、日曜のミサで人が集まっていた。爆弾は、路上に並んだ屋台付近に置かれ、遠隔操作で爆発したという。ミンダナオ島では、ＭＩＬＦなどイスラム武装勢力と国軍の戦闘が継続。教会を標的にすることで宗教抗争の激化を狙った可能性もある。（共同）

ウイグル暴動死者140人以上

中国の華僑向け通信社、中国新聞社が伝えたところによると、６日、新疆ウイグル自治区で発生した暴動による死者は１４０人に達した。

ウイグルで暴動

世界の亡命ウイグル人組織を束ねる「世界ウイグル会議」（本部ミュンヘン）の日本全権代表イリハム・マハムティさんによると、中国新疆ウイグル自治区ウルムチでの５日の暴動で、武装警察部隊の車両が突入し、ウイグル族男性１７人が下敷きとなって死亡した。

　イリハムさんによると、世界ウイグル会議が複数の関係者から確認した情報。未確認情報も含めると死者は１００人以上となる見通し。（