アレが決まれば
そりゃ、転がるさ。
だからあれだ
アレもアレもアレも
皆、当たる。
懐かしい話。
昔、むかし
ヨックタイ・シスオーってタイ人のボクサーがいた。
スーパーフライ級の世界チャンピオンだった。
当時のライバル的な選手はというと
飯田覚士
ヘスス・ロハス
戸高秀樹
川嶋勝重 などなど・・・
まぁ、日本人が多いです。
この頃のWBAスーパーフライ級王座なんて、日本人王者が外国人に負ける→他の日本人が挑戦して取り戻す→また外国人に負ける→また日本人が挑戦する〜みたいな感じで日本人ありきみたいなタイトルだった気がする。
まぁ、それはそれで・・・
んで、この超人ユージさんは
このヨックタイ・シスオーってボクサーが好きだった。
だから飯田覚士みたいな日本人とやる時は完全にヨックタイ応援だった。
結果、飯田覚士がドローの末、再戦で判定勝ち。
ヨックタイ王座陥落。
その後、まわりまわって戸高秀樹がチャンピオンになる。
そして、ヨックタイは
王者 戸高秀樹に挑戦する事になる。
もうキャリア終盤っぽかったヨックタイながら、当然この超人はヨックタイ応援しながらテレビを見ていた。
結果はヨックタイ・シスオーの11RKO負け。
この時、この超人はとても悲しかった。
試合後、ちょびっとだけ涙がチョチョ切れ気味だった覚えがある。
これが22年前の2000年の事だ。
そして
皆さんご存知の通り
井上尚弥がノニト・ドネアとの再戦で圧巻の2R TKO勝利。
ドネアって凄まじいボクサーが世界戦線に出てきてから勝ち試合も負け試合も見続けてきた超人ユージさんは、今回のドネアの負け方を見て、20年前のヨックタイが戸高秀樹に負けた時のような気持ちになった。
もちろん井上尚弥が勝ってこの先更に世界に羽ばたくのは嬉しい。
でも、ドネアのあの負け方は、井上尚弥の勝利を喜ぶよりも衝撃で
とても悲しかった。
『試合を止められた時、私は続けれたかもしれないが、レフェリーが私を救ってくれた。』
試合序盤で何もできずにTKO負けなのに、このセリフを言えるドネアが素晴らしいね。
『イノウェ〜』
『ナオヤァ〜』
アイドルのコンサート気分でピーピー叫んでる奴等にこの気持ちは理解出来ないだろうね。
ちなみに試合当日
会場に行ってた知り合いから
試合前の1枚
7列目 22万円だそうです。
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