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イヴの時間 劇場版』

2013-01-30 20:56:23 | 日記
未来、たぶん日本. ロボットが実用化されて久しく、人間型ロボットが実用化されて間もない時代. それは人の心の貧しさと温かさがより濃く見えるようになった時代. ネット上で公開された話題になっていた短編集に新たなシーンを加えて再編集したこの劇場版. それほど新しいことを描いている訳ではないのですが、見終わった後にふとこの続きを見てみたいと思わせる、温かなものを感じましたよ. 見た目は人間と全く同じ、ただ頭上に赤いリングがあるだけのアンドロイド. そのアンドロイドと人間を区別しないことをルールとしている喫茶店「イヴの時間」. このイヴの時間に入店するとなぜアンドロイドの頭上の赤いリングが消え、感情もないはずのアンドロイドに喜怒哀楽の表情がはっきりと見えるのかという説明は一切ありませんが、多分そんなことはこの作品を見るとどうでもいいのだと思います. そもそも一家に一台アンドロイドがある時代に、人間がアンドロイドを家族の一員として感情を抱くことなど当たり前のこと. それは犬や猫を飼っている人が犬や猫をペットではなく家族だというのと同じで、一緒の時間を過ごせば愛情が沸いてくるのは人として当然のこと. 逆にそういった感情を抱く人を「ドリ系」と差別しようとしている倫理委員会の考え方は完全に間違ったもの. ですから一緒の時間を過ごしたアンドロイドに家族や仲間としての愛情を抱けば、アンドロイドの赤いリングがどうとかなんて気にするほどのことではないんですよね. ただ素直に相手の全てを受け入れればいいだけ. コージとリナが互いを人間と思い込み愛し合っていようと、チエに溢れんばかりの愛情を注ぐシメイがアンドロイドであろうと、イヴの時間では明るい笑顔を振りまくアキコも実はアンドロイドであろうと、ただ目の前にいる一個体をそのまま仲間として受け入れればいいだけ. サッカー用品サッカー ユニフ専門店 そうすればサミィがリクオのためにイヴレンドを巧く煎れたいと思う気持ちや話すことを禁じられていたテックスがマサキの安全を守るためにロボット三原則を破ろうとする気持ちも、そしてサミィたちのためにリクオが再びピアノを弾こうとする気持ちやマサキがテックスの手を取って帰ろうとする気持ちも全て温かなものとして感じることができるはず. 犬や猫にも家族を思う気持ちがあるように、アンドロイドにだって相手を思う気持ちはあるはず. 逆に誰がアンドロイドにそんな気持ちがないと言い切れるのでしょうか. 生きているモノに気持ちはあるもの. 生きていると感じるモノにも気持ちはあるもの. ならば、人間とロボットを区別しない「イヴの時間」は生きるモノが最も素直になれる、まさに愛情に満ち溢れた空間. それは肌の色や宗教、国籍など気にせず世界中の人が楽しい時間を過ごすことのできる、今の世界中のどこにでもあるバーや喫茶店と同じ空間. 校内で起こる怪異を解決せよ! 伝奇恋愛A 差別は心が弱く貧しい人がすること. 相手を受け入れることは自分の心の弱さや貧しさに向き合えば誰にだってできること. 人種差別が少なくなり、動物愛護の精神も浸透しつつも、まるで次の差別対象を探し出したかのように今はヲタクが軽視されている時代. そのヲタクが軽視される時代が過ぎ、アンドロイドが実用化される時代が来ると今度はアンドロイドが差別対象になってしまうのでしょうか. 人の心はいつの時代も貧しく、そして温かい. 「ボクラノキョリ」はその貧しさと温かさが作り出すものなんでしょうね. 深夜らじお@の映画館 はサミィのポニテ姿とナギのエプロン姿が大好きです. ※お知らせとお願い ■ 【元町映画館】 に行こう.

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