整列機とは?

部品供給方法、部品供給装置のいろいろ

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部品の流し方向

2018-04-18 13:05:13 | 効率アップ
弊社の新しいホームページは、日本語だけはほとんど
完成しています。今月中の公開を目指しています。

このブログも、ホームページの刷新とは無関係では
いられませんので、どうしても投稿するペースが
落ちてしまいます。申し訳ありませんが
宜しくお願いします。

さて、今日の本題です。

ウエステックの整列治具には、流し方向というのが
有ります。整列機上で、部品は前後方向に往復して
流れます。その流れの方向に対し、整列穴をどういう
向きに配置するか、という事です。

流し方向は、整列率をも左右する重要な要素です。
正しい流し方向で流せば100%並ぶものが、
流し方向を間違うと2割も並ばない、なんて事も
ザラにあります。

一番わかりやすいのが、この例です。



このように、縦長の部品は、何故か流れに沿って
縦方向に移動する傾向があります。これは整列治具との
摩擦(抵抗)が大きく関係するものと考えられます。

例えば、川に丸太を放り込むと、水流に沿って
同じように縦になりながら流れて行きます。
その方が水の抵抗を受けにくく、流れやすいから
と考えられます。

すると、上の絵のように、整列穴も部品の流れに
沿った方向に加工しておいた方が、整列穴と部品の
向きが一致しやすいですから、並びやすくなります。

逆に、下の絵のように部品の流れに対して90°違う
向きに整列穴を加工してしまうと、整列穴の近辺で
引っ掛かって向きが変わった部品だけが並ぶ事になり、
整列率も悪くなります。



なお、このように単純な形ならばわかりやすいのですが、
縦横の差が少なかったり、複雑な形状をしている部品を
並べようとすると、整列機で実際に流してみて、
初めて並びやすい向きがわかる、という場合も
多々あります。

事前に並びやすい流し方向が推測できないのです。

お客様から部品を借りて、まず整列実験を行うのも、
単に並ぶか並ばないかを見極めるだけでなく、
流れに対して、どの向きに整列穴を加工した方が
並びやすいか、を判断するためでもあります。

さて、ここで、1つ問題が浮上する事があります。
例えばA,B,Cという3種類の部品があり、
その3つ組み立てる事で完成品になるとします。



以前のブログでも紹介した、製品を組み立てるために
部品の向きを揃え、同じ整列ピッチ(間隔)で並べる、
というものです。

例えば、部品Aがベース、部品Bが素子、部品Cがフタ
とでもしておきましょうか。

この場合、組立の事を考えれば、当然ですが、
各部品は組立前に並んでいて欲しい向きと
いうものが決まっています。ABC全て同じ向きに
並んでいて欲しい訳です。

しかし、実際に整列機で流してみますと、
例えば、部品AとCは、縦方向に並びやすいが、
部品Bだけは横方向に並べた方が圧倒的に早い、
とします。

すると、B部品用の整列治具だけ、整列穴の配置が
A・C部品用の整列治具と90°違う事になります。

整列治具の整列穴は、このような配置で加工する
事になります。



すると、整列機で並べる時は良いのですが、
並んだ部品どうしを重ね合わせる時、
治具の長辺と短辺が合わないので、
合わせづらい、という事態が起きる
場合が有ります。



なので、整列治具のサイズに特に規制が無い場合は、
治具を正方形で作っておけば、どのようにでも
対処できて便利です。



しかし、既存の搬送用トレーなどが長方形で、
それに合わせたい、といった場合には、
整列治具も長方形にならざるを得ません。

その場合は、外形ガイドのような物を製作して、
その外形ガイドに治具を合わせると、
各治具上の整列穴の位置が合うようにする、
などといった方法を取ったりします。

さて、次回は、部品の流し方向の縦横は
合わせられるものの、それが整列率の向上に
必ずしも直結しない、という現象が起きる
ケースをお伝えします。
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その他
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