西武沿線を離れて松本で生活中、だけど
西武鉄道日記
ありがとう189系 ―N102編成 1年間の記録―
かつては碓氷峠を越えた あさま色の特急車両が、毎朝通勤客を乗せて走っている。
そのことを知ったのは、恥ずかしながら 松本への移住が決まった1年前のことでした。
そんな僕より189系への思い入れが強い人は
たくさん、たくさんいることでしょう。
それでも一鉄道ファンとして
最後まで残った189系、N102編成を撮ってみたい。
そんな気持ちから、少しずつではありますが記録を続けてきました。
しかし、2019年3月16日のダイヤ改正をもって189系の定期運行は終了、
同28日の臨時電車をもって189系はその歴史に幕下ろす運びに。
松本に移り住んでからちょうど1年、
完遂した僕の189系の記録を少しばかりご紹介します。
僕が撮ったN102編成の1枚目であり、松本で撮った鉄道写真の1枚目。
どこに何があるか、どこに行けばどんな写真が撮れるかなど
何もわからずに自転車を走らせた朝。
すべてが新しかった、思い出の1枚です。
(18/4/2 松本 はじまりの記録)
2018年ゴールデンウィーク、はじめての帰省。
松本で毎日見られる車両が新宿で見られるらしい!
後々貴重になりそうだったN102編成日中の新宿入線を撮影へ。
結局、東京方面でのN102編成の撮影はこの時が最初で最後になりました。
松本に移住していなかったらこんなもの絶対に撮らなかったと思います。
(18/5/3)
ゴールデンウィーク 明けて、信州は新緑の季節。
颯爽と走る臨時特急は「桔梗ヶ原ワイナリー号」。
(18/5/20 かくれんぼ)
やってきた、夏。
登山客を乗せ、朝の白馬駅に到着したN102編成はムーンライト信州号。
(18/7/15)
最後の夏であることを知っていただろうか、
N102編成に乗り込む運転士さん。
こんな光景が、まだ確かに日常としてあった頃。
(18/8/5)
いつもと違い松本で夜を過ごした日。
夜、明けて 松本出区。
(18/8/26-27 189系 木曽あずさ・おはようライナー)
篠ノ井線随一の風景が広がる姨捨棚田。
黄色く色づいた稲が告げる、最後の秋のはじまり。
(19/9/21姨捨)
個人的には新学期のはじまりと重なる記録。
白い空の朝 ちょっと寂しい雰囲気だけど
189系にはこんな空気が似合っていたかもしれません。
(18/10/5 189の見える橋)
静かな静かな午前4時半の街に、一瞬の轟音を響かせて。
僕が撮った最後のムーンライト信州。
(18/10/6 ムーンライト信州)
松本にやってきた夜。
撮影者の多さからも少しずつ引退が意識されてきた頃。
(18/10/8)
団体臨時電車「フォーク夢列車」として下諏訪・白馬間を走った日。
夕暮れの北アルプス・常念岳を背に、それはまるで夜汽車のように走ってゆく国鉄型の姿は
とても とても 印象に残っています。
記憶の限りではこれが最後の松本入庫。
(18/10/21)
霧立ちこめる朝。
(19/11/12)
紅葉を横目に。
数少ない秋らしい記録。
(19/11/15)
12月には次のダイヤ改正でおはようライナーが廃止されることが明らかに。
忙しくなった冬、
久々に撮影に出ることができたのは明けて2月1日。
前日夜に降った雪が残る朝の松本を走り抜ける
最後の冬を迎えたN102編成。
(19/2/1)
ダイヤ改正が翌月に迫り、いよいよ引退までカウントダウン。
春休みが始まり、撮影頻度も高くなりました。
坂北駅でのE257系との離合はダイヤ改正で見られなく列車同士の並び。
(19/2/5)
終わり近づく 朝の日常。
(19/2/13)
(19/2/14)
2月15日、気づけば引退までちょうど1ヶ月を迎えた日。
最初で最後のおはようライナーにお名残乗車。
寒い中列車の到着を待った松本駅のホーム
車窓に見えた常念岳
写真を撮る人がたくさんの長野駅
すべてが強く印象に残っています。
(19/2/15)
(19/3/12)
おはようライナーの最終運行を翌日に控えた3月14日
降るときを知った、なごり雪。
走り慣れた線路との別れを惜しむかのように。
(19/3/14)
迎えた、3月15日。
おはようライナー ラストラン。
広い青い空の下
たくさんのファンに見守られ
ゆっくりと走り去って行きました。
(19/3/15)
*
189系N102編成は今日3月28日に 団体臨時列車「ありがとう189系」として
長野・軽井沢間を走行。
正式なアナウンスはないものの、今回の臨時がラストランとなり
その役目を終えたものと思われます。
松本に来るまでは見向きもしなかった車両ではありますが
結果的に最後の1年となった期間を僕なりに記録できたこと
嬉しく思います。
1つ1つ、撮影に行ったこと それこそが
思い出なって残ることは間違いなさそうです。
そして、それらの撮影で撮った写真の数々が
松本暮らしの1年目には まだこんな車両が走っていたんだよ、と
あとから振り返ることができるような、そんな記録になれば。
そう思います。
189系、長い間の活躍お疲れ様でした。
ありがとう さようなら。
京都旅行
天橋立
すたれゆくもの
2012年4月1日廃線 長野電鉄屋代線
信濃川田駅の跡には、長電で活躍した車両が残されていました。
しかし、廃線から約7年
その車両たちは解体されることが決定。
最後の冬を過ごす、朽ちた車両たちの
最初で最後の撮影に向かいました。

モハ1003 昭和23年製
屋代線廃線以前は小布施駅に保存されていた車両。
同行した友人は「ジブリの映画に出てきそうだね」と。
*
2000系A編成 昭和32年製
長い間、長野電鉄の看板車両として活躍した特急車両
正面の2枚窓はやはり格好良いもの。

*
間もなく、車両は解体され姿を消すものと思われます。
すたれゆくものたちに最後の刻が近づいているようです。
最後の最後だけれど、撮れてよかった。
ありがとう。
さようなら。
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