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フィリピン軍とアブサヤフが交戦、50人死亡

2005年02月16日 | フィリピンニュース
[マニラ 8日 ロイター] フィリピン南西部ホロ島で7日、同国軍とイスラム原理主義過激派アブサヤフが交戦し、双方で50人近くが死亡した。
 軍関係者によると、軍兵士17人と武装勢力約30人が死亡した。
 アブサヤフは、当局に拘束されているモロ民族解放戦線(MNLF)のミスアリ前議長の身柄をスールー諸島に移すよう要求し、政府に圧力をかけるためホロ島パティクルでフィリピン軍部隊の車列を襲撃。同島内の他の3カ所でも攻撃を行い、戦闘が拡大した。
 フィリピン軍は数百人規模のアブサヤフを攻撃している約3000人の部隊を増強するため、同島に追加派兵した。
 関係者は空爆を命令したことを明らかにするとともに、山中に潜伏している500人近い武装勢力の捜索が行われていると述べた。
 アブサヤフはモロ民族解放戦線(MNLF)の分派。アルカイダとのつながりも指摘されている。身代金目的の外国人誘拐や、少なくとも100人が死亡した昨年2月のフェリー爆破事件に関与したとされる。

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