『Welcomeのぶ・ろ・ぐ』A recluse in Manila

隠遁オヤジは今日もまた桜散る散る日本と陽はまた昇るマニラにて世の無常を嘆きつつ、後は野となれ山となれ。

自主防災の季節

2013年10月22日 | 閑話休題(世相、健康、独白等)
本来、毎日が自主防災でなければなりません。

台風シーズンということもあり、また実際にその被害が大きいこともあって、各地で防災訓練が行われてます。かく言う我が地域にも「自主防災組織」なるものが存在しています。
こういうものは形よりも、まず意識付けが重要だと思いますが、テレなどで各地の被害状況が放映されても、河川氾濫や土砂崩れなどとは縁が薄い(と皆が思っている)こともあってか、イマイチ意識は盛り上がりにかけています。
自主防災組織もあるにはありますが、2年ごとに役員改選に伴って、自主防災組織も変更になります。
それはそれでいいのですが、役員以外の多くの人には変更はあまりに生じていないにもかかわらず、自分がどんな係りかを知らない人がほとんどです。
災害時の役割も情報、避難誘導、救出救護、消化防水、給食等々の係りに分かれていますが、「え、自分は救出係りだったの?家は、何の係り?」というケースがありますが、それは仕方が無いことだと思います。
多くの人は仕事を抱えていますし、激甚災害時には職場に急行しなければならない人もかなりいます。

防災時の重要な心構えとして、自助、協助、公助がありますが、まず一番重要なことは自助です。
そこで、少しでも、防災の意識を高めようとて、自主防災の訓練をやるってんで、これから準備しようとしているところです。
「お待たせしましたー!只今より、避難開始してください!」なんて、お祭りのようには行きません。緊迫感臨場感を持って放送をかけねばなりません。
あらかじめ放送時間を知らせずにおこうと思いましたが、今回は知らせておくことにしたのです。奇妙ですね。災害は予告なしですから。月曜日の土砂降りの明け方に大災害ってこともあります。
まあ、とにかく意識付けを第一目標に、ちょこちょこと失敗を重ねつつ、経験して行くってことで、大筋の合意を得て、取り組んでいるわけであります。

しかし、実際に大災害が起きて、避難を要する場合は、その時点でそこにいる人たちでなんとかしなければなりません。ですから、そういう時には、やはり義侠心かつ自己犠牲的な献身的な心の持ち主が、見返りも関係なく、先陣を切って頑張ることが大事なことかと。。
しかし、しかし、例えば福井で原発事故発生、原発破壊なんてことになったら、とてもじゃないですが、皆で公園に集合して、そこから小学校に歩いて避難して、皆さん大丈夫ですか?って言っているわずか60ー90分のうちに我らが街には「伊吹下ろし」という季節風に乗って、放射性物質が大量に飛散してくるのです。ですから、こういうケースでは、皆で集まることは集団自決と同じことになります。
逃げるしかないです。
ですが、動けないお年寄りがいることがわかっている時、はたして、自分はどうするでしょうか?




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