web-sahara

月々の活動のまとめ。

版画道具。

2010-02-25 19:00:00 | インポート

さて前回に引き続き版画のお話。

R0011894

使う彫刻刀は大きく分けてわずか2種類。
切り出し刀とさらい(丸刀)です。
刃先が斜めになっていて鋭利なものが「切り出し」。刃先がカープしているのが「さらい」です。
大小あれこれありますが、自分で研いで使います。


R0011895

こちらも「さらい」。彫刻刀と言うよりも鑿(のみ)のような形ですね。
広く彫りたいところはこれで一気に凹凸をなくしてゆきます。

下描きの線に沿って「切り出し」て、像にならないところ(色をのせたくないところ)を「さらって」ゆきます。
やはり、しっかり研いで切れ味が良いほうが作業も早いですし、何より切り口がシャープです。
やはり道具の手入れは大切なもの。
絵を描く時で言えば「筆」。版画の彫りでは「彫刻刀」。
1日使ったらメンテナンスです。

で、彫り上がったものは、、、また次回。。。



コメント

版画事始め。

2010-02-16 20:00:00 | インポート

現在、羽田空港ラウンジに展示されている作品の中に、版画作品があります。
これは昨年から取り組み始めた作品で、長年挑戦してみたかったものの1つです。
物心ついた頃から生意気にも浮世絵が大好きだったのですが、やはり大好きなものは見てるだけでなく自分でもやってみたい、といつしか思うようになりまして、、、浮世絵と同じ水性木版に取り組むことになった、というわけです。

浮世絵に倣って、サイズは「堅大版」。浮世絵には規定のサイズはなく、いろいろなサイズがあったらしいのですが、一番ポピュラーなサイズで。
彫り方は、江戸時代に1ミリの間に髪の毛を5本彫ったと言われる彫師に倣って、、、といきたいところですが、それには堅い桜の木などを使わなくてはならないので、まずは柔らかくて思い通りの線が彫りやすいシナの版で。ただ、道具はなるべく当時に近く、切り出し刀とさらい(丸刀)だけで彫ることにしました。よく見かける彫刻刀セットなどに入ってる三角刀は当時使っていなかったらしいのです。
描く内容は、当時の浮世、、、ではなく、もちろん現在の浮世。ただ、当時から奇想の作品があったり、画題や構図はそれぞれ自由そのもの。常々僕もそれに倣って自由にのびのびと、それでいて見る人がドキドキするような画面を作りたいと思っています。

次回から、そんなこだわりの版画制作過程を少しご紹介しようかと思います。


Erase

--------------------------------
消したいけどついてくる / Want to erase, but it is still here.
水性木版、生漉奉書 / Woodcut on Japanese hand made paper
381×258mm
2009



コメント

羽田空港ラウンジ内展示。

2010-02-10 20:00:00 | インポート

前回に続き、羽田空港ラウンジでの展示のお話を。
何しろこの場所、空港内でも飛行機に乗ってこれから出発しようと言う方しか入れない、セキュリティーのとても厳しいエリア。出発ロビー内なので当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、、、もちろん僕自身もちょっと見たいから、と言っても見には行けません。。。
そこで、展示の様子を搬入時の写真でですが少しばかりお楽しみいただければ、、、と思います。


R0013309

ラウンジ入口から入って右手。
手前から、ペインティング作品「勝ち誇った支配者」、黒の額装は版画作品三点「しあわせな通勤」「消したいけどついてくる」「こっそり旅行」、それに画像確認しにくいですが、、、一番奥にペインティング作品「スターマイン」、と並んでおります。


R0013308

入り口から入って左手の壁には、手前から「花どろぼう」。横長の作品はラウンジ等で配布されるカードにも使用された「花雨(はなあめ)」。


R0013304

洗面所入り口付近には「夜ののりもの」。


R0013299

そしてラウンジ内のちょっとしたスペースには、手前から「満開講」と「ラッシュアワー」。
この「満開講」はANAのサイト(http://www.ana.co.jp/dom/promotion/ana_meets_arts/)で壁紙としてダウンロードできるようです。

3月29日までに羽田から出発のANAでご予定のある方は、是非お立ち寄りいただき実際の様子をご覧いただけるとありがたいです。
とりあえず、画像にて展示の様子のご報告でした~



コメント

羽田空港搬入。

2010-02-04 10:00:00 | インポート

R0013293

前回の記事でお知らせさせていただいた羽田空港での展示ですが、ANAの方をはじめ、ボランティアの方まで含めてたくさんの方々にお手伝いをいただきまして、なかなかいい感じの展示に仕上げることができました。
僕はもう、、、「高さこのくらいで」とか、「もうちょっと上で」とか「もうちょっと下で」と、お願いするだけでみなさんが手際よく準備をしてくださいまして、あっという間に仕上がりました。
ありがたいですね~

この展示作業の前に、スタッフのみなさんを前に作品のことや制作のことについて話す、アーティストトークをさせていただきました。
とは言え堅苦しいものではなかったので、みなさんからどんどん質問が出て活気のあるお話をさせていただくことができました。
僕としても聞いていただくことで、もう一度自分のやっていることが確認できたり。
ただ飾るだけでなく、みんなで楽しみながら興味を持って1つのものを作り上げる。
これは企業にとってもアーティストにとっても大切なことだなぁと、あらためて実感しました。

展示の様子はまた次回に。


R0013312

設置完了後、ごいっしょしていただいたみなさんとともに。



コメント